論理表現力を身につけるヒント

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論理表現力

ロジカルシンキングの書籍は数多くあるが、本書は「考え方」ではなく「紙への落とし方」について述べている。感覚的に実践している部分もあるが、改めて整理、理解するという意味では有用。

メッセージの種類

描写(記述)…善し悪しの判断を含まないメッセージ
描写(評価)…善し悪しの判断を含んだメッセージ
規範…あるべき姿やとるべき行動を表す提案、提言など

「高い」という表現は累計的には記述に分類されるが、読み手側には評価として伝わることがある
「このペットボトルの耐久性は高い」

「優れた」は評価

読み手に何かしらの評価を促したいのであれば、つまり、評価メッセージを説得力を持って論証したいのであれば、相手の価値観に合致した評価項目と評価基準に訴える形で、記述メッセージを発信することが有効

評価メッセージが規範メッセージとして解釈されることがある
「業績回復にはXP技術が必要である」←評価メッセージ(規範メッセージは「当社はXP技術を導入すべきだ」となる)

これは「好ましいことは実行されるべきだ」という暗黙の行動原理があるため

メッセージを明瞭にするには、次の3つの変数によって構造的・印象的にはっきりさせること

・主語、述語関係の明確な文型を用いる
・メッセージをつなげる際、正しい論理接続後を用いる
・イメージの湧くような具体的な表現を用いる

他動詞的表現(~される)は自動詞的表現に比べて、聞き手の思考を鈍化させる

目的格には「を」。「が」や「は」には注意
・従業員が信じられない経営者
・パワハラは許さない

メインメッセージ(提案)
キーメッセージ(提案の背景、メリデメ)
サブメッセージ(キーメッセージの掘り下げ)

ミーシーのモレをなくすためには、分類に合致しないものをひとまず「その他」に入れる。そのサブテーマがぶら下がって行くことで輪郭が見えてくる

問題解決のステップ

・問題を発見する
・具体的な課題を設定する
・課題に対する代替案を策定する
・代替案を評価する
・解決策を実施する

問題の本質は「望まれる状況と現状との乖離」にある

問題の分類
原状回復型…現時点ですでに不具合の顕在化している場合

潜在型…今現在、支障はないものの、将来における不具合をもたらす問題

理想追求型…現在は支障なく、放置しておいても不具合にはつながらないが、もっとよい方向へと現状を持っていきたい場合

ストーリー展開の基本 S-C-Q-O-R

<起/序>
S: Situation(状況設定)
C: Complication(問題発見)
Q: Question(課題設定)
<承転/破>
O: Obstacle(障害克服)
<結/急>
R: Resolution(解決収束)

Sは読み手に取って納得感のある内容に。知っているのだから伝えなくてもよいではない

Sにおいての安定感を覆す形をCは取る

QはCによってその内容が規定される

導入部であるS-C-Qをパッケージとして捉える

OはCによって失われた安定感を復活させる作業

O-Rの展開はQの設定によって規定される

論理表現力

論理表現力

  • 高杉尚孝

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