僕が大人になったらの書評・感想

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僕が大人になったら (PHP文庫)

プロフィール(シエナ・ウインド・オーケストラ公式サイトより)

京都市立芸術大学を卒業後、87年のタングルウッド音楽祭に参加。その後、故レナード・バーンスタイン、小澤征爾らに師事。89年、新進指揮者の登竜門として権威あるブザンソン指揮者コンクールで優勝し、国際的な注目を集める。95年、故レナード・バーンスタインを記念して開催された「第1回レナード・バーンスタイン・エルサレム国際指揮者コンクール」で優勝し、「レナード・バーンスタイン桂冠指揮者」の称号を授与される。

感想

佐渡さんの『僕はいかにして指揮者になったのか』のその後の話。​あちらは巨匠・バーンスタインとの出会い・別れ、一流の指揮者へ​の階段を見つけ、昇り始めたお話。

新刊のこちらは、その階段を長​く強く続く道へと育て、今に至る話。コンクールで優勝して、チャ​ンスをつかんだ日本人音楽家が、どのように一流の世界へ足がかり​をつくり、心境をもっていたかがよくわかる。

読んでいると、人間は思い描いた世界に生きる生き物で、願い行動​した人には道が生まれるものだと感じる(逆もまたしかり)。階段​を見つけるまでは、市井の悩みびとだった佐渡さんが、一流の世界​に足がかりをつくり、世界を広げていくさまは、まるで冒険物語の​よう。人生の波に乗るとはこういうことを言うのだろう。

勇気を出​し、努力した人にしか訪れない波は、成長を望み、努力し続ける人​に絶え間なく訪れる。心に熱と音楽が溢れてくる……そんな本。

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