青春の夏、エゾノーの夏! 農業高校で少年は命を通して大人になる。「銀の匙4」の書評・感想

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銀の匙 Silver Spoon 4 銀のスプーンつき特別版 (小学館プラス・アンコミックスシリーズ)

主人公の八軒勇吾は、札幌の進学校だった中学を卒業して、なぜか志望してなかった大蝦夷農業高校(通称エゾノー)へ自ら進学。

学校の偏差値重視の親(特に父親)に反発する形で農業高校に進んだ。

ところが、普通高校とはまったく違う、農業高校の生活に戸惑うばかり。

数学や国語の成績は悪くても、酪農や農業に関する知識は大幅に上回る同級生、
しかも自分たちの将来を見据えながら学んでいる姿勢に、八軒は悩み続けながらも
学校生活に慣れていく。

3巻以降、物語はひとつの山場がやってくる。
実習でめぐりあった豚。やがて食肉となる運命を背負っている豚を八軒はあえて
「豚丼」と名付け、自ら世話をすることにした。
そして肉となった「豚丼」を自分の金で買い取る。
(この豚丼を買った金の出どころについてもエピソードがあるが、ここでは割愛)

その豚肉をベーコンに加工して食べてみた。
51kgものベーコンを仲間とともに食べる八軒。
やがて彼からはこんな言葉が出る。

「生き物を食うってこんなもんだよね、って割り切って達観しちゃえば楽だけど、
俺は、それはやっぱ嫌です!」

親の価値観に反発しつづけてきた八軒は、エゾノーで何を思うのか。

感想

知らない者にはまったく未知の世界の農業高校。
専門性の高い授業の多さなどなど「こんな授業をやるんだ!」と
興味シンシンになりながら読めます。

ドラマとしても、学力の伸び悩みで進学校からドロップアウトするような
形でエゾノーに入学してきた八軒が、やっぱりまったく知らなかった農業高校の
世界に飛び込み、笑ったり苦労したりとする姿に共感できます。

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