ビジネスとクリエイティブにおける「シンプル」というアップルの10の哲学

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Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学

1Think Brutal 容赦なく伝える

率直さをぶつけ真実を隠さない

真実を確認しないプロジェクト
  複雑さが入り込みダメになる
 

2 Think Small 少人数で取り組む

シンプルである為の原則
 有能な小人数の集団で始めその規模を守る

プロジェクトの法則
 成果の質
  最終的な意思決定者が関わる程度に比例
  関わる人間の多さに反比例

 この法則から少人数である事が不可欠
 

3Think Minimal ミニマルに徹する

あらゆる人を喜ばせようとすると誰も満足させられない

アップルの製品戦略
 四分割された四角形
    ノートとデスクトップ
    消費者向けとプロ向け

   アップル製品は全てこの四角形に収まる

コミュニケーション
 一つのアイデアならうなづくが五つだと頭を抱える
 だから一つのアイデアを与える
 

4Think Motion 動かし続ける

アップルのプロジェクトの4要素
 計画
 充分でない時間
 現実的な高い目標
 動くのを止めない

  動かす事でのみ集中力が保てる
 

5Think Iconic イメージを利用する

考えの具現化
 アイデアを象徴するイメージを使う
 

6Think Phrasal フレーズを決める

効果的なコミュニケーション
 相手が誰でも自然に振る舞う

 シンプルなセンテンス、言葉を使う

 シンプルさは賢さであり少ししか語らない事で多くを語る

  この原則は製品のネーミングにも当てはまる
 

7Think Casual カジュアルに話し合う

社員を生産的にするには
  階層の少ない企業の様に運営する

型通りの会議やプレゼン
  情報は伝わっても相手を刺激出来ない

創造的なアイデアを生み出すには
  打ち合わせをカジュアルにする
 

8Think Human 人間を中心にする

ジョブズの関心
  感情レベルで人が結びつく会社を目指した

アップルの発明
 iPod iPhone Siriは複雑さを取り除き欲望を人間に近づけた

ジョブズの考え
 イノベーション
  人間が廊下で出会う様な幸運なアクシデントで起こると考えた

 人間性重視
  アップルの追放等の経験から人間性を失う事のない人物となった
 

9Think Skeptic 不可能を疑う

プロジェクトで本当に出来ない事は千個のうち数個

残りは
 非常に努力が必要
 いつものやり方では出来ない
 とてもコストがかかる
  といった事に過ぎない

ジョブズは不可能を疑う
 例:アップルストア
  うまく行かないと指摘する人達がいた
  しかし全世界で展開されディズニーランドより多くの人を集めた

  良い場所に出店すれば製品による経験を求めるのと同様購買体験を求めると確信していた
 

10Think War 戦いを挑む

シンプルであり続けるには
 常に戦う必要がある
 その際自分のアイデアに対する情熱が何よりの武器になる

 間違ってもフェアな戦いをしようとは思ってはならない
 あらゆる武器を使い勝つ事が重要
 

iMac発表時、インテルのCPUより早いと発表し、必ずしも正しくない為訴えられる恐れがあったが、iMacが世に知れれば目的達成と考えていた
 

感想

本書はカリスマCEO 故スティーブ・ジョブズと活動を共にした伝説のクリエイティブ・ディレクター、 ケン・シーガルにより、彼しか知りえない様々なエピソードを交えアップル躍進の秘密である「simple」という哲学を核となる10の要素に落とし込み描いている

本書で描かれている事をビジネスの場で実践するには、既存の組織や業務のしくみを大きく改革する相当な労力が必要となるはずであるが、それを差し引いてもこの「simple」と言う名の武器は手に入れたくなる魅力がある

フレームワークという様にはいかないが、常に「Think Simple」という哲学に従い行動する事で、物事の無駄が削ぎ落とされ、プロダクトやサービスが真にユーザーが求めるもの(本書ではそれを欲望と表現している)に確実に近づく様子が本書では実例を通し描かれており、組織論、経営戦略、マーケティング等多岐に渡る範囲で学ぶべき物が見つかる一冊である

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