伸び悩みの学習時期に知りたい! 達人になるための勉強方法

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達人のサイエンス―真の自己成長のために

マスタリーへの道

・プラトー:学習高原。学習が伸び悩んでいる時期で、学習曲線が水平になっている状態。
・人ははっきりした価値基準は持っていない。コマーシャルの半分は、その題材に関係なく、ある種のクライマックスに基づいている。仕事中の男が1秒半だけが目に移り、お待ちかねのビールの時間。これらのコマーシャルは、最高の人生とはこういうクライマックスが永遠に続くことだと言っている。毎日が特別な日であり、空想が次から次へと実現し、クライマックスがイヤというほど続く。そこにはプラトーなど存在しない。人生とはクライマックスの連続でなければならないと考えてしまうので、簡単にドラッグへ走ったりする。クライマックスをずっと続けていこうとする行為はドラッグと同じ結末になる。クライマックスだらけのあでやかな生活のCMがギャンブルやドラッグの乱用と無関係ではないことがわかる。人生とはプラトーの連続なのに。
・マスタリーとは即座の結果を求めない、不断の努力に支えられた忍耐の道である。
・プラトーというなかなか成果が見えない長い努力の時期を価値あることとして認め、楽しく生活し、それが好きになれるような教育が、過程や学校や職場など、どこで行われているだろうか?
・あまりに簡単に覚えてしまうと、真剣に努力する気がなくなり、練習の核心部分まで突き進めなくなる。器用な人は、ある段階に達すると大きな壁にぶつかることが多い。これは芸術であれ人生であれ、同じことだ。最高の駿馬が最低の駄馬となり、最低の駄馬こそが最高の駿馬になる。
・達人とは誰よりも、毎日五分でも長く畳の上にいる者だ。
・何かを学ぶ時は、今までの既存概念を捨てよう。0の気持ちで学ぶ。
・早く確実で目に見える成果を求める欲望が最大の敵
・選手が身体を壊すのはスパイスばかりの競争一辺倒になったときだけ
・完全主義:世界のトップランクと自分との違いを考えることもなく、自分ばかりか他の誰にも到達できない高い基準を設定してしまうことほど、創造性を破壊するものはない。完璧さがマスタリーではない。マスタリーはプロセスの中に、旅そのものの中にある。達人とは、明けても暮れても道を歩み続ける人。進んでトライし、失敗し、またトライし、生きている限りそれを続ける人のこと。
・禅師は石垣作りや皿洗いなどの仕事と正式な瞑想との間に、本質的な違いはないと言う。禅者の修業状態は座って瞑想をする態度だけでなく、中庭を掃くときの態度でも決まる。特別なことから平凡なことに至るまで、全てのことを修行の一部とするならば人生において無駄だと思われていた多くの時間を改めて活用できる。

ホメオスタシスに気づく

・大幅に変化すると、それが後退であれ前進であれ抵抗を受ける。人の身体や脳、行動は狭い制限範囲内で同じ事を続け、変化の状態から元に戻ろうとする傾向が本来備わっている。変化に対抗して平衡状態を維持しようとする働きのことを「ホメオスタシス(恒常性)」という。この作用は人から組織、文化に至るまで、あらゆる自己調整システムにみられる。身体、物理面の機能だけでなく、心理や行動の面にもあてはまる。
・ホメオスタシスの活動に気づく:ホメオスタシスからの抵抗と揺り戻しをあらかじめ想定する。

子どもの教育

・子供のエネルギーを抑えつける教育:幼児が自由に遊んでいる姿を観察すると、エネルギーあふれる小型の超人には大切な仕事がある。周囲の環境で自分が見聞きし、味わい、嗅ぎ、感じたものは全てむさぼるように吸収する。多少は制限しなければならないが、必要以上の安全基準を子供に強いる傾向がある。エネルギーを喪失し、くたくたになってしまっている大人の口からは、「何でじっとしてられないの?」という言葉が出てしまう。怒って子供に何かを命令したり、肉体的に我慢を強制したり、体罰を与えたりする。普通の学校は否定による学習が行われている。現代の指導方法で、問いを発する好奇心が窒息していないのは奇跡。強制や義務感によって洞察や探求の喜びは引き出せない。
・強化と接近条件付け(被験者が日常的に示さない反応を、徐々に条件付けていくこと)を通じ、赤ちゃんは「パパ」と言えるようになる。そうなるために赤ちゃんは、アブアブいいながら失敗すること、接近条件付けが働くこと、馬鹿になることが許されており、促されている。これを「パァ」と片言を発し、父親が「だめだめ。本当はパパ。さあ、パパの後について言ってごらん。パパ、パパ、パパ」。こんな状況では、幼児は話すことを全然覚えられない。

感想

プラトーやホメオスタシスという存在に気づくと気持ちが楽になる!幸せなクライマックスだけにとらわれて不幸だと思うのはやめようと感じる。すばらしい本。

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