平和学の入門知識

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はじめて出会う平和学―未来はここからはじまる (有斐閣アルマ)

平和学の入門を幅広い分野から分かりやすく学べる

平和学の背景

・20世紀は広島や長崎への原爆投下やユダヤ人虐殺などにより深刻な人権侵害がなされた世紀であった。
・ユダヤ人は殺されるか過度の重労働が待ち構えていた。
・絶望的なユダヤ人虐殺の中でも希望の人々のおかげて多くのユダヤ人は救われた。
   ラウル・ワレンバーグ(スウェーデンの外交官)
   杉原千畝
   コルベ神父
・2つの世界大戦や歴史的な人種差別を反省して世界は希望のある世界にしようと様々な動きが起きた。
   世界人権宣言
   人種差別撤廃条約
・WWⅡの後も戦争が各国で勃発し続けた。そして今もなお戦争が続いている。
   朝鮮戦争
   インドシナ戦争
   アフガン戦争
   ユーゴスラビア戦争
   ソマリア紛争
   湾岸戦争

平和学の概要

・消極的平和…戦争がない状態(核軍拡競争や戦争の研究)
・積極的平和…社会正義がが果たされて飢餓や貧困もなくなっった状態(多くの学問領域)

・戦争=直接的暴力
・飢餓、貧困=構造的暴力

・システム論的アプローチ…先進国が有利になるように世界システムにより、開発途上国は冨を搾取され、先進国になれず慢性的に貧困から抜け出せないこと
・「自由競争」や「民主主義」により「北」と「南」との格差が固定

人間の安全保障

・社会開発…経済開発から資源の分配の公平を目指す
・人間開発…個人の自律能力を高めることを目指す

・グッド・ガバナンス(良い統治)の必要性
  

・紛争管理のガバナンス(制度と人間開発)の必要性
   民主的紛争処理過程
   法的紛争処理過程
      民主化支援
      法制度整備支援
      司法支援

多文化社会への対応

・「未来への実験国」であるスウェーデン
   移民政策の例:同権政策、スウェーデン語講座、通訳サービスの権利と情報へのアクセス、反差別政策、移民の子供への教育

その他のコンテンツ

・難民問題
・地球環境問題
   デポジット制度や代替エネルギーを活用して循環型社会を構築すべき

日本の防衛の新発想

・アジアの核拡散問題などに対するアジアの安全保障体制
   日本や中国が中心となるのは難しい
   

・将来の可能性
   共同安全保障体制
   非攻撃的防衛…ハイレベル・テクノロジーなどの駆使によるハード面の発展や未民間防衛システムの整備などによるソフト面の充実によって、防衛力を飛躍的に高める一方で、相手を挑発しうる攻撃力のある兵器や軍事システムは徹底的に排除していこうという試み

日本と現代の紛争

・中東イスラーム地域で大きな紛争や戦争が集中
・アメリカの国益によって重要な紛争や戦争とは何かが決められ、それへの介入も決定されている。
・2001年の空爆で始まったアフガン戦争も2003年に開始されたイラク戦争も、終結宣言がだされたあとも戦闘状態が続いており、パレスチナ紛争も、いつ終結されるか見通しなたたない。

感想

・ユダヤ人虐殺は残虐すぎて、心が非常に痛くなった。人をもののように扱っている人権侵害の行為はもちろんしてはいけないと痛感した。本書に書いてあった人間の脂で作った石けんが残っている事実はなまなましいので記憶に残ってしまう。

・スウェーデンなど先進国の政策を積極的に日本は取り入れるべきである。

discrimination
wars
genocide

always hiding the dictatorship in the background
→It is important to create the complete democracy (relating to enhance vote for all people)

・幅広く書いてあるので自分がどの分野に興味があるか明確になった。
・グットガバナンスを構築して政治システムの見直しをいち早く行われなければならないと感じた。

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