整理整頓が苦手な人と「ホーダー」とは?ホーダーの症例・特徴

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ホーダー 捨てられない・片づけられない病

整理整頓が苦手な人と「ホーダー」の境界線はどこにあるのか。”モノ”に支配される現代の病を探る。「ホーディング」(強迫性貯蔵症)研究の専門家による報告書。

ホーダーとは

・過剰に物を集め、貯めこんでしまう人のこと
 → 居住域のゴミ屋敷化
 → 度が過ぎたペットの多頭飼育など

・ホーディング:強迫性貯蔵症。モノを貯めこむ行為

・ホーダーの主な特徴
 → 完璧主義的な傾向が極めて強く、決断力に欠ける
 → 成人ホーダーでは注意欠陥(ADHD)が高いレベルで見られる
 → 周りから温かく迎えられる雰囲気が欠如した中で育つ割合が多い
 → モノを捨てた場合、後悔・喪失感・寂しさ・その他の苦しみを味わう人が多い

・なぜモノをため込んでしまうのか
 → 衝動を抑えられないことの他に、チャンスを逃したくないという心理
 → モノをむだにするのではないかという不安、幸運に惹かれる心
 → モノがあることによって感じるくつろぎと安全
 → 「完璧に片付けられない」ストレスが、ごちゃごちゃの部屋に暮らす事より上回る

・治療
 → 強制的なモノの撤去は、一時しのぎにしかならない
 → モノを実際に捨てたときの苦しみは次第と消えるため、ガラクタを一掃できた例も
 → 自分の持ち物の意味を変え、家にあふれるガラクタを処分することは難しい

主な症例

・コリヤー兄弟
 → ホーマー:盲目&リウマチのために体がほとんど麻痺で、非ホーダー
 → ラングリー:ホーマーの面倒を見るが、ホーダー
 → 最終的に屋敷から撤去されたガラクタは170トン以上

・アイリーン
 → 53歳、夫と別居(ホーディングが原因)子供は2人で9歳の息子と同居
 → 洗浄強迫:汚染への恐怖(潔癖症)
 → ホーダーの特徴である完璧主義・優柔不断・モノへの愛着を全て持ち合わせている
 → ガラクタのほとんどは、古新聞、古雑誌、古本など
 → 価値を見出すのはそれらの使い道ではなく「可能性」

・デブラ
 → 30代のおわりの女性、13歳から雑誌を収集し、母親・夫と同居
 → 指紋やカバーの皺が気になるため、箱から3冊を取り出し真ん中の雑誌を守る「三冊理論」を編み出す(上下二冊は読む用と切り抜き用に購入)
 → 左右対称性強迫:モノがある秩序を保って左右対称に配置されなければならない
 

・パメラ
 → 動物ホーダーで、猫を収集
 → 幼少時の虐待による神経衰弱で精神科医を訪ねるが、ドクターが先に猫ホーダーに
 → 去勢や卵巣切除などせず、弱った野良猫も軒並み引き取り保護
 → ドクターの猫は600匹を超え、自身の猫も200匹を越える
 → 最終的にドクターから逃げ出し、動物から離れた暮らしへ

・ダニエル
 → 姉イーディス、イーディスの息子ティム、妹とともに暮らす
 → ホーダーはダニエルだが、ほかの同居人も汚さにすっかりなれてしまう
 → 汚く腐るものゴミ袋から集めている
 → 疑い深く頑固で、自分の行動に問題があることに全く気づいていない

・アルヴィン・ジェリー兄弟
 → 双子の資産家。コリヤー兄弟と共通する面が多い。二人ともホーダー
 → アルヴィンは気力に満ちて外交的、ジェリーは不安げで打ち解けない
 → ホテルに居住、部屋がガラクタで一杯になると、別の部屋へ移って生活する

ホーダー 捨てられない・片づけられない病

ホーダー 捨てられない・片づけられない病

  • ランディ・O・フロスト,ゲイル・スティケティー

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