「入社10年目の羅針盤」のPHP研究所まとめ

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入社10年目の羅針盤

概要

月曜日に会社に行くのが楽しみになる!だれもが自分の働き方に悩むこの時代に、活き活きと働くためのヒントが満載。今ビジネス界でもっとも注目される著者が、悩めるビジネスパーソンに送る「応援本」です。

こんな人におすすめ

仕事でうまくいかない時、将来のことで不安になった時、私たちは深く悩み、「仕事がつまらない」と愚痴ってしまうこともあるでしょう。
そんな時にどう考えればいいか、どう振る舞えばいいか、本書はとても分かりやすく、シンプルに教えてくれます。
「楽しい仕事がどこかに転がっているわけではないのです。仕事が楽しくなるかどうかは、自分自身の問題なのですから」(本書「はじめに」より)
本書は入社10年目前後のビジネスパーソン向けに書かれていますが、20代の若手が読んでも得るものは大きいはずです。
これから自分がどんな壁にぶち当たるのか、その時どういう心構えでいればいいのか。それを知っておくためにも、今後10年は手放せないでしょう。

リアルな悩みに答えてくれている!

本書は6つの章(コミュニケーション、スキル・アップ、モチベーション、キャリア、プライベート、チャレンジ)と55個の項目で構成されています。
一つひとつの項目は、ビジネスパーソンが悩みがちなことに対して、著者の岩瀬氏が自分なりの答えを示したものです。
全国各地を講演行脚する岩瀬氏は、多くのビジネスパーソンから悩みを聞いているだけあり、どれもリアルなことばかり。
現在進行形でうまく捉えています。

見出しを少しだけ立ち読み

・できない仕事は、「借りる力」で解決せよ
→上司の力をうまく借りて、クオリティーを上げていく。それは決してズルいことではなく、お客さまに喜んでもらうには、むしろ正しいこと。岩瀬氏は20代のころ、「お前は人の8倍仕事をする」と言われたそうですが、その秘密は「借りる力」があったからこそ。

・単純作業こそ最高の英才教育
→データの入力作業なんてつまらない。誰しもそう思いがちですが、実はそういった作業が自分を鍛えてくれているようです。岩瀬氏の体験談から。
「単純な作業もできない人に難しい仕事ができるわけがない。ミクロの実態が分からない人にマクロを語れるはずがない。だからこそ、単純作業は最高の英才教育だと思うのです」(本文より)

・働くのは会社のためか、個人のためか。個人のために決まっている
→経営者の人の本だから「会社のため」という答えかと思いきや、意外ですね。
「社員の1人ひとりが活き活きしていないと、チームとしてもいい仕事ができないし、会社としても業績を伸ばすことはできないからです」(本文より)

CMでお馴染みのあの会社は、社員が活き活きとしている!

著者が副社長を務めるライフネット生命保険。
同社は2006年設立という新しい会社にもかかわらず、フットサルやジョギングなど、8つの運動部があるそうです。
それはつまり、社員が活き活きと働いていることの裏返し。
社内での立場を「社員を応援するチアリーダー」と位置づける著者が、仕事を楽しむためのエッセンスを詰めこんだ一冊だといえるでしょう。

感想

ベストセラー『入社1年目の教科書』(ダイヤモンド社)は、入社1年目のみならず、多くのビジネスパーソンに読まれました。

本書も「入社10年目」にかぎらず、多くの人に読まれる価値のある一冊です。

意外だったのは、ハーバード経営大学院でベイカースカラー(成績上位5%の優秀者)を取得するような岩瀬氏でも、普通のビジネスパーソンと変わらない悩みを抱えながら生きてきたということ。

私たちは不遇な目にあうと、「自分だけつらい思いをしている」と思いがちですが、同じ時代に生きていれば、悩むことも、不安に思うことも、そんなに大きな差はありません。

そんな時に必要なのは、肩書でも能力でもなく、岩瀬氏が持つような、ピンチすらチャンスに変えてしまう発想法なのではないでしょうか。

本書に書かれたシンプルでポジティブな思考法を持っていれば、どんなことに直面しても、それをプラスの力に変えることができるでしょう。

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