本ひとつで世界が変わる!池上彰のすばらしい解説で読み解く10冊を紹介!

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世界を変えた10冊の本

本ひとつで世界が変わる。なるほどそうかと納得せざるをえない、池上彰のすばらしい解説で読み解く10冊。本の内容もそうですが、各々の本がどのようにして世界に影響を与えたのかというプロセスも書かれています。

■アンネの日記

・イスラエルが今も存続し、中東に確固たる地歩を築いてるのは、アンネの日記という存在があるから
・本当のアンネの日記は「清純な乙女の日記」なんかではない。人の悪口も書いてあるし、母親を嫌っている心を素直に書いてある、等身大の少女の日記
・最初に出版されたものは、父親によって手を加えられたり削除されたりしたもの。
・実は、この日記の存在は、アラブ諸国ではあまり知られていない←だからアラブ諸国は国際社会がイスラエルに見方するのが疑問に思う

■聖書

・聖書は旧約と新約の二種類ある
・ユダヤ人にとっての律法の書
・エルサレム奪回のための十字軍の遠征←殺してはならないという十戒。「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」という新約聖書の言葉があるのに、紛争や戦争が絶えない。

■コーラン

・ユダヤ教の律法(キリスト教の旧約聖書)、キリスト教の新約聖書、イスラム教はここにコーランを加えて3つを大事な経典にした。
・ジハードとは、聖戦とやくされるが、もともとは努力という言葉。イスラム教の教えを守る努力がジハード

■プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

・宗教が経済活動に思いがけない影響を及ぼしたことを分析した本
・プロテスタントの倫理から資本主義の精神が生まれた
・資本主義はアメリカに渡ってから、宗教的な意味が薄れ、金儲け主義となった
・宗教と経済の意外な結びつきについて論じることができる、ということを知る意味でも意義のある本

■資本論

・著者:カール・マルクス
・経済格差、金融危機を予測していた
・マルクスの思想はロシア革命を引き起こし、社会主義体制をとる国が増大した

■イスラーム原理主義の「道しるべ」

・オサマ・ヴィンラディンの教本となった
・現代の堕落したイスラム体制、イスラム社会と戦うこともジ・ハードである、という著者、クトゥブの思想
・主権は国民ではなく神にある
・クトゥブは処刑、ビンラディンはアメリカに抹殺されたが、思想は軍事力で殺すことができない←この本によってイスラム原理主義の嵐が巻き起こった

■沈黙の春

・著者レイチェル・カーソン
・農薬(化学物質)により自然が終わることに警鐘をならす
・この本によりケネディ大統領が動く→世界が自然保護という意識に目覚める

■種の起源

・著者はダーウィン
・神が生き物を作ったという、キリスト教社会の根底を揺るがした→ID論の発生
・マルクスにも影響を与える

■雇用、利子及び貨幣の一般理論

・著者ケインズ
・経済不況を救う処方箋となった
・リーマンショックで再び脚光を浴びた

■資本主義と自由

・著者:フリードマン
・リバタリアニズム(自由至上主義)という思想
・フリードマンはアメリカ共和党大統領の知恵袋

感想

さすがチョイスがしぶくてまとめが分かりやすい。聖書とかどう考えても読みにくいのに、池上さんの説明にかかったら、どれもおもしろそうな本に感じました。とくに、聖書とコーランの説明は分かりやすく納得。是非ともいちど読み比べてみたいです。
キリスト教とイスラム教、それにユダヤ今日は同じ神様をあがめている、しかしながら相違がある点についてもとてもわかりやすいと思いました。元は同じなのに、どうして争いが起こるのか。そこに池上さんのやるせない気持ちがちらほら見えて、そこもよかったです。

本で世界が変えられる。活字の力は偉大。書物の持つ力は甚大。きっと書籍はなくならない。

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