ヒトラーのスピーチ術

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独裁者の最強スピーチ術 (星海社新書)

ヒトラーのスピーチ術

ヒトラーこそが、人類の歴史上、最大の黄金律の使い手だ、と言っても過言ではない

ヒトラーの最大の武器は「言葉」であり「演説」

ヒトラーは自身の演説の才能に気づく。「私は三十分の演説をした。そして、以前から根拠な〈ただ内心だけで感じていたことが、現実のこととして証明された。私には演説する力があったのだ〉

ヒトラーは、書き言葉ではなく、演説こそが、世の中を動かすものだと考えていた。

偉大な理論家が、偉大な指導者であることはもっとまれである。むしろ扇動者のほうが指導者にむいているだろう。

大衆は愚鈍だから同じ言葉を繰り返すヒトラーは、学者に代表されるようなインテリや知識層をとことん嫌い、見下した。

演説などの宣伝活動は、学識あるインテリ相手ではなく、教養の低い大衆に対して行うべきであることを何度も強調する。

大衆の受容能力は非常に限られており、理解力は小さいが、そのかわりに忘却力は大きい。この事実からすべて効果的な宣伝は、重点をうんと制限して、そしてこれをスローガンのように利用し、そのことばによって、目的としたものが最後の一人にまで思いうかべることができるように継続的に行なわれなければならない。人々がこの原則を犠牲にして、あれもこれもとりいれようとするとすぐさま効果は散漫になる。

ヒトラーは大衆を愚鈍だと考え、だからこそ同じフレーズを何回も何回も繰り返し語る必要があると考えていた

演説の時間や場所にも気を回る

夕方が一般的に人間の心理的バリアが一番弱まる時閥

人はまわりに人が大勢いて、その熱気を感じると、自分の心も動きやすくなる。

ヒトラーは、演説の演出や喋り方も場所によって変えた。狭い限定された場所では短く歯切れのいい演説をしたが、野外などの大規模な集会では演説の内容よりも会場全体の雰閥気を盛り上げる演出にカを入れた。

ヒトラーは演壇についても、なかなか喋ろうとしない。会場が静まるのを辛抱強く辛抱強く待っている。話をはじめるタイミングが重要だからだ。聴衆が本当に聴こうという気持ちになるまで待ち続ける。

ヒトラーが演説の中で決まって登場させる主人公は「ドイツ」

どんな演説のときにも、討論のさいにでてきそうな相手の異論の内容や形式を想定しそしてこれをさらに自分の演説の中で、手まわしよく残るくまなくやっつけることが重要である。でてきそうな反対意見自体をいつもただちにあげて、そしてその根拠の薄弱さを示すことが、その場合有効であった

あえて耳ざわりのいいことを言わないヒトラーの演説の特徴に「あまり具体的な政策を諮らない」

公表することによって違う考えを持った支持者を失望させることを恐れた

ヒトラーは、具体的なことを何ひとつ言わないで、国民にパラ色のドイツの未来を夢見させることができる、ある種の天才だった

物語の主人公ドイツとヒトラーを重ね合わせ、うまくすり替えている

感想

具体部分が面白い!スピーチとはかくも面白い物かと気づく!

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