ヒット商品を作るための発想の鍵探し

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ヒットの掟88―「売れ筋商品」発想の鍵探し

売れる商品を確実に作り出す方法などない。しかし、ヒット商品を見比べてみたら、そこになにか共通するものが見えてくるのではないか。ヒット商品を作るための発想の鍵探し。

1 日常生活の疑問こそ売れる商品の第一歩

01アミノサプリ

社内の雑談で耳に入ってきた、「アミノ酸を飲むと後半のゴルフのスコアがよくなる」という上司の言葉から、開発に着手。
【ヒットの掟】上司や同僚、部下の言葉は自分に見えにくい情報の宝庫。耳を傾ければ思わぬ発見がある。

08超立体マスク

見た目よりも効き目が勝る。花粉を通さない超立体マスク。
医療用としては開発されたこのマスク。しかし鳥のくちばしのような、中世の騎士のマスクのような異様なデザインで、一般的向けは無理かと思われていた。
しかし、結果的に、重度の花粉症の人は、見た目なんて気にしないのだ。
【ヒットの掟】暮らしの中から直感をつかむ。揺るぎない”直感”を得たら、自分を信じて勝負をかけよう。

17おいしい牛乳

「お客様に喜ばれるおいしい牛乳」を開発。しかし、客の求める「おいしさ」がわからない。
そのとき、研究室にあった牛乳を何気なく飲むと、とてもまずかった。→味を左右するのは酸素ではないか。酸化が原因で牛乳はまずくなるんじゃないのか。
結果、牛乳にとけ込んでいる酸素を7分の1に減らす、酸素を減らす特殊な製法の特許。
【ヒットの掟】欠点を知ることから初めて商品の利点がわかる。ヒットは絶え間ない努力の結晶。

2 商品バリューをどうアピールするか

23伊右衛門

老舗の茶舗と追求した熱意が伝えた和の魅力
【ヒットの掟】開発の裏にある数々の課題 アイディア、研究、ネーミング……。目標クリアには熱意がものをいう

40ヱビス黒

ブランドの個性を生かすシナジーを生む黒ビール。
【ヒットの掟】ブランドは諸刃の剣 イメージを壊さずどう生かすか? 知名度を成功への確約に変える

3 危機と失敗から生み出す新発想

55ボールド

9カ月の日英「二元実験」努力と偶然が生んだ洗剤。
【ヒットの掟】耐えない努力の蓄積に。神が手をさしのべる。突破口はダメもとから開ける

04緻密な市場分析でターゲットを狙い撃ち

60ドラフトワン

発泡酒の次はエンドウ豆。新発想で売れ続ける雑種。
ビール系飲料への課税を巡って、ビール業界は国といたちごっこが続く。
そこでビールより税額、値段とも安い発泡酒を発売。しかしそれにも増税。そこでさらに税額のやすい「雑種」の開発に着手。
【ヒットの掟】新しいニーズ探しはつきることのない永遠の命題。逆境が新しい芽を育てる

71チョイノリ

機能を減らして大勝負! ミニマム機能のスクーター
【ヒットの掟】大流から一歩引いて考える。「プラスからマイナスへ」逆転発想は成功へのセオリー

5 時代のムーブメントに機敏に飛び乗れ!

86エリンギ

バイオで育てた欧州種。勢いに乗って売れ筋に
ドイツで口にしたキノコの菌糸を日本に持ち帰ってきたのがきっかけ。もともと日本にはないキノコ。
【ヒットの掟】何かをきっかけにして陽の目をみる商品もある。努力は決して無駄にはならない。

感想

どのヒット商品も一日にしてならず。研究開発者の日々の努力の積み重ねなのですね。新発想といえども、日々の試行錯誤から生まれてくるもの。様々な方向に目と耳を傾けつつ、研究を継続していくことにこそ、成功の秘訣がありそうです。

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