DNA型鑑定の概要、DNA型鑑定にまつわる有名事件

2611viewsattorney at usattorney at us

このエントリーをはてなブックマークに追加
DNA鑑定―暗殺、冤罪、浮気も暴くミクロの名探偵 (ナレッジエンタ読本) (ナレッジエンタ読本 28)

DNA型鑑定の専門家による概要説明書籍。おおよその全体図や基礎知識がわかるため、刑事司法関係者や、子供の認知・嫡出問題などにおいての必須知識を得ることができる。

■概論

正確にはDNA型鑑定

DNA=遺伝情報のあるアデニン、チミン、グアニン、シトシンと遺伝情報を持たないイントロン部分の塩基配列

DNA=遺伝子ではない

この塩基配列中、イントロン部分のある特定領域内の反復配列の繰り返し回数(配列パターン)を検査するのがDNA型鑑定

■3つの鑑定法

・短鎖DNA(STR)型検査法

・ミトコンドリアDNA型検査法

・Y染色体STR型検査法

※主流はSTR検査法だが、鑑定目的や試料によって他の検査法と組み合わせる

■DNA試料 含む量が多い順

・精液
・血液
・口腔粘膜・唾液

※骨、毛髪、尿などは少ない

■DNA型鑑定にまつわる有名事件

・足利事件、飯塚事件
日本の科学捜査において、DNA型鑑定導入初期の検査法につき、証拠力に疑いの余地があるとされた2つの事件。足利事件では自白とDNA型鑑定のみが有力証拠であったため、再審の結果無罪となったのに対し、飯塚事件は再審請求前に刑の執行がなされており、他の情況証拠も多数あることから進展していない。

・酒井法子覚せい剤事件
・ルイ17世別人事件
ルイ16世の息子で、革命時に10歳にして幽閉先で死亡したルイ・シャルルが別人であるという説についての真相解明のためにDNA型鑑定が行われた。
・ロマノフ王朝皇帝一家処刑事件
レーニン政権下で殺害された革命前王朝の皇帝一家の遺体などが秘密裏に遺棄されていたため、近年になってその遺体を発見しDNA型鑑定が行われた。
・トマス・ジェファソンの隠し子事件
・炭そ菌テロ事件
・ハイルブロンの怪人事件
ドイツで数々の凶悪事件の現場に残るDNAに検出された女性のDNAが同一人であることから広範な事件にかかわっている正体不明の人物としてとりざたされたが、実際にはDNA採取に使う綿棒の製造工場の従業員であった。

■血縁鑑定

■DNA型鑑定の最新情報

・ペットのDNA型鑑定
・マリファナのDNA型鑑定
・SNPs
・マンモス復活プロジェクト
・頭のよくなるDNA
・精子バンク
・遺伝子操作による超人

感想

簡潔でわかりやすく、最低限の知識も手に入る

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く