インターネットの利用がわかる本。「インターネットの効率的学術利用」の書評

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インターネットの効率的学術利用―情報収集・整理・活用

インターネットでの調査、図書館の利用といったインプットだけでなく、論文・翻訳・出版といったアウトプットについてもバランスよくふれている点がよい。

第8章 効率的図書館利用方法

大学図書館、公共図書館、専門図書館で受けられるサービスについて説明がある。
①オンライン閲覧目録(OPAC)による所蔵有無・配架場所の検索
②総合目録
Webcat、Karksruhe Virtual Catalogその他の紹介。
③電子ジャーナル
ingenta、HighWire、名大・北大付属図書館その他の紹介。
④データベース
⑤デジタルリファレンス
⑥公共図書館の「現物貸借」、大学図書館の「文献複写」
⑦大学図書館の一般公開
⑧国会図書館・英国図書館・上海図書館の活用
⑨市民利用制度(横浜)の活用
⑩専門図書館・法政大大原社会問題研究所の活用
⑪サブジェクトゲートウェイ
などの特徴・利用方法・URLリンクなど

第9章 インターネット時代の論文の書き方

書き方(構成、引用・脚注等)だけでなく、それ事前のテーマ選定のしかた、文献の調べ方、「足で稼げ」などマインドにもふれている良い章。
注や文献目録については、書籍とオンライン情報両方の場合の説明がある。いくつも流派(スタイル)があることが分かって読み物としても面白い。

第10章 編集者として「読む」立場から

商業誌への論文収録を判断する編集者がどのような確認・判断を行っており、筆者にはどのようなことが期待されているかよく分かる。

第11章 インターネットを使った効果的英語論文・レポートの書き方

日本と違って型がはっきりしている(APA/MLAスタイル)英語論文の書き方について総合的な説明がある。アウトライン別に書くべきことの説明があるほか、表紙の作り方やライティングセンターでの自習・添削の受け方の説明もあり参考になる。

第12章 英日・日英翻訳におけるインターネットの効率的利用法

翻訳のプロが良く使うサイトの紹介、翻訳の仕事の取り方、人脈の作り方。翻訳者ネットワーク(アメリア)などの説明。

第13章 受け身から積極的情報発信へ

オンラインで研究発表できる場「H-Net」の紹介。すべて査読されるため質が保証される世界の例。

感想

第1章~7章までのインターネット活用法やリンク集は役に立たなかったが、8章以降の特にアウトプットの部分は、それぞれ特色があって参考になった。

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