行動観察とは何か?行動観察の基礎

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ビジネスマンのための「行動観察」入門 (講談社現代新書)

(1)行動観察とは何か?

 ①観察者が様々なフィールドに入って対象となる人間の行動をつぶさに観察した上で分析し、問題解決の方法を提案する手法。
 ②経験を科学する手法。
 ③科学と同じ手続きを踏んだ手法。

(2)行動観察の基礎

 ①二つのポイント(筆者の大学院時代の教え)
 ・必ず現場に行って、人間の行動を観察すること。
 ・根拠のあるソリューションを提案すること。

 ②二つの課題解決(行動観察が解決できる課題)
 ・付加価値の提案
 ・生産性の向上

 ③二つの対象(アンケートやグループインタビューで解決できない、潜在的ニーズ)
 ・見えていない課題
 ・未共有のノウハウ

 ④行動観察の三つのステップ
 ・観察(同行調査・メモ・映像・音声記録・インタビューなど)
 ・分析(構造的な解釈を行い、仮説の抽出する)
   人間工学・エスノグラフィー・環境心理学・社会心理学・表情分析
 ・改善(実態と解釈をもとに、ソリューションを提案・効果を検証する)

 ⑤行動観察が有効な二つの理由
 ・言語化されていないニーズやノウハウを抽出できる。
 ・社会通念によるバイアスを排除できる。

 ⑥行動観察ができるようになるために
 ・自分の価値観から自由になる。
 ・人間についての知見を持つ。

(3)行動観察の事例(第2章より)

 ①ワーキングマザーの隠れた欲望
 ②人でにぎわう場の作り方
 ③銭湯をもっと気持ちのいい空間に
 ④優秀な営業マンはここが違う
 ⑤オフィスの残業を減ら
 ⑥飲食業を観察する
 ⑦達人の驚異の記憶術に学ぶ
 ⑧工場における生産性の向上と品質向上という古くて新しいアプローチ
 ⑨元気のでる書店を作ろう

感想

大阪ガス行動観察研究所所長の松波晴人氏の著書である。この本を読んで、自分の職場の沈滞間がどこから生まれるのか、「観察」の目をさらに深めるようになった。また、一部紹介されているが、表情分析学に興味をもつようになった。これは、海外ドラマ「Lie to Me」のモデルになったポールエクマン教授が確立した分野でもあり、本書をきっかけに、さらに研究してみたくなった。本書は、自分の能力をさらに向上したい人、お店や職場を改善したい人、様々な分野の人にオススメである。

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