コミュニケーション革命が起きている中で、ソーシャルメディア(ツイッター等)を使ってどのように情報を入手し、入手した情報を「行動するために」どう活用していけばいいのか。
東日本大震災とツイッター
・津田は東日本大震災の時に「1人でできるハブ的な情報メディア」になろうとした。
・記者会見を要約して速報的にツイッターに流す⇒tsudaる
・キュレーション・ジャーナリズム:情報を収集・選別・意味付けして多くの人々と広く共有していく報道方式
ソーシャルメディアの活用と情報格差
・津田はマスメディアのみを閲覧している人とソーシャルメディアを活用している人との間に大きな情報格差が生まれると主張する。
⇒ソーシャルメディアを活用すれば専門家による多角的な情報を瞬時に入手できるから。
誤配
・ソーシャルメディアの場合は情報ではなく人をフォローするので、誤配(求めている情報とは異なる情報が配布されること)が発生しやすい。
⇒ツイッターは人や情報とハプニング的に出会うことができる情報ツール
情報のリアルタイム性
・リアルタイム性が高いソーシャルメディアでは情報の一期一会性が高まる。
・ツイッター上の「見切り発車情報」=「生の情報」
・リアルタイム情報は、ローコストで手軽に生の情報を多くの人にすぐさま伝えられるとい点で、既存の報道にはないメリットを多く持っている。
⇒ただ、その分情報の信憑性に気を遣わなければ、デマや流言飛語を拡散させることにもなりかねない。リアルタイムで何かを伝える場合、可能な範囲で情報元に確認を行ったうえで情報発信をする態度が求められている。
ソーシャルメディアと炎上
・炎上はオープンな空間をクローズドなものと勘違いした結果起きる。
⇒しかし、ソーシャルメディアはプライベートな領域を曖昧にするので、炎上の可能性を本質的にはらんでいる。
・ソーシャルメディアは善意も流通しやすいが、悪意も流通しやすい。感情の流通しやすさこそがソーシャルメディアの価値。
ソーシャルキャピタルの時代
・インターネットはローカルの足かせから人を解放できる。そこで、ローカルの壁を乗り越えて勝手につながっていくことが可能。ソーシャルキャピタル(人間関係資本)がそこで獲得される。
・ウィークタイズ(ゆるやかな絆):自分の知らない世界で生き、様々な経験を積んだ人とのゆるやかなつながり。
⇒ソーシャルメディアはウィークタイズを形成するのに最適なツール。
・ソーシャルキャピタル=メンバー相互の善意、友情、共感、社交を指す。
以下の方に参考になるかもしれません。
■ツイッターなどのソーシャルメディアを始めていないが興味がある人。
■ソーシャルメディアを使っているが、いまいちその活用法が分からない人。