プロ弁護士の7つの思考法

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プロ弁護士の思考術 (PHP新書)

7つの思考法

①具体的に考える
②オプションを発想する
③直視する
④共感する
⑤マサカを取りこむ
⑥主体的に考える
⑦遠くを見る

を具体的事例と共に紹介する。

第1章 話の根拠をまず選りすぐる/具体的に考える

・思い込みによって話を類型化してはならない。具体的な事実を解明し、具体的な対策を考える。
・契約書において、「協議で定める」という条項があるが、日本人は相手の誠意を信じる傾向にある。しかし、それは曖昧で独りよがりな側面がある。
・交渉、紛争、事件の処理は、抽象的・論理的な教科書と違って、独創的・現実的・個別的な解決しかありえない。
・根拠なき楽観を注意深く避けること

第2章 考えもしなかったことを考える/オプションを発想する

・正解より選択肢を求める。オプションの有無が仕事の品質に影響を与える。
・オプションが多いほど、ビジネス交渉では強い立場にたてる。
・どんなに不快であっても現実を受容する。そして、現実を変えるオプションを考える。
・裁判になれば、法律が前面に出てくるが、裁判にならなければ、既成事実をつくってしまえば「やり得」である。
・オプションは組織的、体系的、連続的に発想せよ。

第3章 疑うことで心を自由にする/直視する

・異質な意見こそ社会に必要である。
・物事を直視するためには、常識を常に疑い、自分で考える習慣を考えることが大切。
・人はモラルより利害計算や保身で動く。
・直視思考は、しばしば社会から危険視され、誤解されるため、懐深く隠しもち、時と場所に応じて用いることが大切である。

第4章 他人の正義を認めつつ、制する/共感する

・事実と意見は別。ただし、自分の意見も多くの意見の一つに過ぎず「正しい意見」とはいえない。
・ビジネスの紛争は、必ず平和的手段で解決しなければならない。そのためには、相手の反対意見に耳を傾ける。「反対意見」と受け取らず、「情報収集の一環」として聞けばよい。
・自分の評価は他人がするもの。組織では上司に評価権があり、自分は評価の対象に過ぎない。

第5章 不運に対して合理的に備えるな/マサカを取りこむ

・日々のわれわれの行動も、一つ一つが積み重なって思いがけない大差となる。日々の小さな行動がやがて一生に大きな違いをもたらす。
・一応の方針は立てて、これを実行するものの、反対の意見や情報にも常に注意を払う。

第6章 考える力と戦う力を固く結ぶ/主体的に考える

・他人が何と言おうと、確かな根拠がない限り、確信してはならない。根拠が不確かならば、一応の方針は決めても、小さな状況の変化に即応できるようナマクラで対処するべき。

第7章 今日の実りを未来の庭に植える/遠くを見る

・自然体験は直接ビジネスに結びつかないが、その人の人生観や職業観に深い影響を与える。自然に接すれば、自分がいかに小さいかが実感できる。自己中心思考ではなく、小さな細かい感覚が生まれる。
・目前の状況に対応するためには、今までの習慣や伝統もさらりと捨て去り、心をからっぽにして、状況に対応しなかればならない。

感想

ビジネスシーンにおいて役立つ思考フレームが紹介されています。弁護士に限らず「その道のプロ」を目指すビジネスパーソンにとって、自らの「思考類型」を強化することができるのではないのでしょうか。

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