概要
読み手にとって分かりやすい文章を書く上で重要となるピラミッド構造の内部構造や作り方からピラミッド構造の文章中での反映の仕方までを説明した本である。
ピラミッド構造とは
文章は下位のグループの考えの要約となっている
グループ内の文章が同一の名詞でまとめられる
グループ内の文章は論理的な順序に並べられている
演繹式
例:「人間は死ぬ」→「ソクラテスは人間である」→「ソクラテスはいつか死ぬ」
演繹式は一本のロジックラインで展開
演繹式では各ポイントが分かりやすいものであれば有効的だが、各ポイントの説明が長くなる場合は逆効果(帰納式を使うべき)
帰納式
例:「日本企業は中国市場に進出している」「アメリカ企業は中国市場に進出している」「ドイツ企業は中国市場に進出している」故に中国には多くの資金が流入している(推測)
論理的なつながりのある同類の事実や考えをグループ化し、推測を導く
グループ分けのための分析を順序に反映させる。順序の決め方として時間の順序、構造の順序、度合いの順序がある。
ピラミッド構造の実用
ヒエラルキー型の見出しなどによってピラミッド構造を視覚的に表し、読み手のロジックの理解を助ける
複数の概念は並べず、まとめてイメージ化して表現
頭の中にある考えを眼にみえるようにすることで分かりやすい表現を実現
所感
ピラミッド構造の作り方から考え方、そして具体的な文章の構成の方法までを分かりやすく説明している。論理性、説得力を持つ報告書や企画書を書くすべてのビジネスパーソンにとってのバイブルとなること間違いなし!
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