お化け屋敷で科学する!恐怖を感じる仕組み

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お化け屋敷で科学する!

概要

人間が恐怖をしてしまう仕組みを脳科学的な視点で紐解いた

恐怖も喜びと同じく生きるには大事な仕組み

■情動
 ・恐怖のような本能的な感情を「情動」と呼ぶ
 ・情動は悦びなどの「快楽動」と恐怖などの「不快楽動」の2種類ある

■快楽動
 ・快楽動が生まれると報酬系と呼ばれる部分が働く
 ・おいしい、嬉しい、楽しいなど快楽を感じると働く

■不快楽動
 ・不快楽動では扁桃体が働く
 ・怖い、危険などを感じると働く

■情動は生きるには大切
 ・情動があるから、おいしいものを食べるし、危険なものは避ける
 ・つまり生きるには大切な仕組みである

扁桃体

■火事場の馬鹿力を出す判断も扁桃体がする
 ・扁桃体は目や耳で捕らえた情報をもとに、危険を判断する
 ・危険と感じたら信号が視床下部に伝わる
 ・交感新神経が活性化され、心臓がドキドキし筋肉に血流が集中する
 ・副腎皮質にコルチゾールを出させ、身体を動かすエネルギーとなる糖も出る
 ・逃げるまたは闘う状態が作られる

■恐怖を抑えるのは難しいのは扁桃体が強いから
 ・恐怖を抑える力を持つのは前頭連合野
 ・これが弱い人はいわゆる「キレやすい」人になる
 ・ただし扁桃体はかなり強いので、意志の力で抑えるのは困難

恐怖

■日本人は怖がり屋が多い
 ・恐怖の感じる方に関係するのは神経物質セロトニン
 ・セロトニンは神経細胞から放出される
 ・セロトニントランスポーターというタンパク質によってリサイクルさせる
 ・遺伝子によってタンパク質が多い人と少ない人がいる
 ・少ない遺伝子を持つ人は怖がり屋になりやすい
 ・欧米人は人口の半分以下、日本人は少ない人が大多数

■中世の記憶術は理にかなっていた
 ・中世では記録を残す習慣がなかった
 ・代わりに大事なときは幼い子供に一部始終を観察させる
 ・その後川に子供を投げ込むと、その恐怖で記憶を定着させていた
 ・扁桃体が強く働くかで記憶の強さは左右することがわかっている
 ・子供を川に投げ込むのは、理にかなった記憶術であった

心霊現象を科学する

■心霊写真が見える理由
 ・人は人の微妙な表情を見分けることができる
 ・これは人間社会で生きるために顔に特別な注意を払ってきた
 ・そのため、何を見ても顔の表情のように見える仕組みがある
 ・壁の模様も天井のシミも、勝手に人間の顔に見えてしまう

■こっくりさんのコインが動く理由
 ・人間は誰かと話をしていると同じ仕草をしてしまう
 ・こんくりさんも同じで、コインを一緒に持った人間と同じ動きをしてしまう
 ・心の距離が近い人ほど、同調するので仲良しと一緒にやるほど成功しやすいかも

■誰もいないのに気配を感じる理由
 ・障害物知覚:雑音のわずかな変化でも周りの空間を認識できる
 ・よく感じる人は障害物知覚が発達している可能性が高い

■電気信号で現れる背後霊
 ・大脳皮質の側脳葉と頭頂葉の境目、耳の後ろあたりを電気信号で刺激する
 ・刺激されると「背後霊がいるように感じる」ことがネイチャーで報告されている
 ・背後霊を感じる人は、もしかしたら脳の働きが乱れているのかも

お化け屋敷で科学する!

お化け屋敷で科学する!

  • 日本科学未来館

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