ワイキューブとは何だったのか?「私、社長ではなくなりました」より安田佳生さんの失敗を学ぶ!

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私、社長ではなくなりました。 ― ワイキューブとの7435日

一言まとめ

ひと言でいえばワイキューブは、いい人材を集めるためには?社員のモチベーションを高めるには?の社会実験だったのではないだろうか。

ワイキューブとは何だったのか?

著者がワイキューブをつくったのはすべてリクルートでの原体験があったからと言える。リクルートに勝つためには、リクルートより優秀な人材を集める必要がある。そのためにどうすれば人が集まるのか。どうすれば社員のモチベーションが高まるのか。その実験がワイキューブだったのではないだろうか。オシャレなオフィス、手厚い福利厚生はすべて優秀な人材を集めるため手段であった。

■優秀な人材を集めるためにやったこと
オフィス
・バーカウンター
・ビリヤード
・熱帯魚の泳ぐ水槽
・大会議室

福利厚生
・グアム旅行
・ラスベガス旅行
・海の家
・ネイルアート

今でこそ、イケてるIT企業などでは当たり前の設備だが、当時オフィスにバーがあるというのは常識では考えられないことだった。豪華なオフィスを用意することは、優秀な人材を集めるためと同時に、メディアに取り上げられることでのプロモーション効果があったから投資をしてきたのだ。

失敗の理由は手段の目的化

安田氏も言っているように失敗の理由は、手段の目的化にある。つまり、本来は事業を成功させるために優秀な社員を集めるのが、いつの間にか優秀な社員を集めることが目的になってしまったということ。安田氏の失敗からは資金繰りやマーケティングについて学ぶことができるが、最も共感したのは、モノは買った瞬間に価値が下がるが、ヒトに投資すればやがてヒトが価値を生む源泉になるということだ。豪華なオフィスの裏にこのような思いがあったことを知った時、安田氏を応援したくなったのは言うまでもない。

本書から学べること

恐らく本書を読んで安田氏と同じことをやる人はいないであろう。経営においてヒトが最も重要なリソースであることは未来永劫不変であるけれど、それだけではないという事を本書から学ぶことができる。(ステークホルダーに対して全方位戦略が必要ということ)そして安田氏が優先順位を誤ったと言っているように「利益」がなければ何もできないというのも改めて考えさせられた。

感想

本書を読む前は「そんな派手な事をしているから倒産するんだよ」と思っていました。しかし、その理由が、どうやったら優秀な社員が集まるか?どうやったら社員のモチベーションが上がるのか?の実験だったと分かった時、共感することができました。

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶと言うように、安田氏の失敗からは多くを学ぶことができると思います。経営者、起業家の方に一読をオススメします。

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