中学高校で学んだ数学の”理由”を解き明かす一冊「 数学入門〈上〉」

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数学入門〈上〉 (岩波新書)

感想

中学高校で「数学」の知識は得るけれども,

それらの知識の「理由」は教えてもらえなかった.

例えば,

計算において,掛け算と割り算を優先して計算するのは何故か?

なぜ変数はxなのか?

結局方程式は何次まで解けるのか?

そんな素朴な疑問に答えてくれる名著.

なぜ,

このような本が

実際の中学高校の授業で紹介されないのかが理解できない.

「理系離れ」と言われて久しいが,

それは結局,教師の怠慢だと思う.

学問の素晴らしさを教えるのも教師の仕事の一つだと思うのだか...

もっと昔にこの本に出会いたかった.

そんな感想をもたせるほどの素晴らしい一冊.

読書メモ

日本人に必要な数学は微分方程式まで。

掛け算と割り算は、新しい量を作り出す力を持った量である。

足し算と引き算は同種の量にしか使えないし、

結果も元の量と同じである。

物理学者は様々な量の中から3つを選び出して、

他の量はその三つから掛け算と足し算で計算できることに気がついた。

長さ、時間、質量である。

なぜ、掛け算と割り算を、優先するかといえば、

この世の計算では、圧倒的に掛け算割り算をした後で、

足し算引き算をすることが多いからである。

なぜ、方程式でXを使うかというと、

フランス語にはXが多く、印刷屋がXをたくさん持っていたから。

カントールによって、無理数の方が、有理数よりも多いことがわかった。

何次方程式が四則演算と根号で解けるかを調べたのがガロア、

それがガロア群論。

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