長嶋一茂が教えるパニック障害とうまく付き合う方法

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乗るのが怖い―私のパニック障害克服法 (幻冬舎新書)

パニック障害とパニック障害とうまく付き合う方法についての実体験に基づいたアドバイス本。長嶋一茂に対する先入観がいい意味で裏切られる真摯な著

<第1章 パニックヒストリー>

30歳に突然地震のような揺れを感じたのを始め、車に乗れなくなり、練習にいけなくなり、戦力外通告を受ける。
飛行機にのれなくなり、自殺衝動まで現れる。が14年間の自分との闘いのなかで
「自分の中の自分と対話し、自分で自分の身体をいたわること」という
基本スタンスを築き、克服する。

<第2章 孤独と飢えを味方にするススメ>

・「もっともっと」をやめ、孤独と飢えに立ち向かうことがパニック障害は克服のポイント
・調子が悪くなったときは1日一食。断食もいい(一日プチ断食)
・短時間でもよいので孤独と向き合う。
・余計な仕事や人間関係をばっさり捨てる。
・偽善者のススメ(親鸞『歎異抄』)、ネガティブシンキングのススメ

・パニック障害をはじめ、不安を抱えている人の多くは、足りないのではなく、
過剰な何かがあるのだ。p91
・人間が生きている目的は幸福感でもなんでもなく(中略)「自分が何であるのかを知ること」ではないだろうか、と。

<第3章 孤独と飢えを味方にする方法>

2章をベースにした実践法
□身体を温めて副交感神経を優位に
・身体を温めるものを食べる。
・減量、ウォーキング
・夕方は副交感神経から交感神経へ切り替えのポイント。ポイントはリラックスして体を温めること。
□呼吸法。ゆっくり息をはいてゆっくり息を吸う。
□乗り物恐怖
・呼吸法
・非常口=外の世界に通じているを確認
・乗ったらすぐにトイレに行く

<第4章 孤独と飢えを味方にする考え方>

自分で治すという覚悟をもてるかどうか。

・パニック障害は自分で治すもの。医師や薬に頼る前に自分がどうあるべきかを考える
・そしてそれに基づいて自分の体と生活を見直し、改めるべきところは自分自身んで改める
・家族のために、自分のために、絶対パニックを治すという強い意識
□自然との対話
地面がコンクリートでないところに行く
できるだけ遠くを見る

<第5章 もっと楽に生きるために>

・曽野綾子『「いい人」をやめると楽になる』
・辛いときは、逃げるのではなくしのぐ。「まあいいや、だいたいで」の精神で。
・生きていく理由もないけど、さしあたって死んでいく理由もない。だったらまあいいや、だいたいでと、ほどほどに、したたかに、このシビアな現代社会を生き延びて行こう

感想

長嶋一茂がパニック障害に身舞われ、パニック障害と対峙していくなかで、うまく付き合う方法を見つけていっている様子がよくわかる。本当は書きたくなかったかもしれない。それでも自分の体験と対処法、パニック障害を和らげる考え方を伝えることでパニック障害に悩んでいるひとの一助になればと真摯に語りかけてくれる。これを読めば治るという類の本ではないが、読むと楽になるうえ、考え方を変えるきっかけになると思う。

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