貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書を見るコツがわかる! 「1秒!」で財務諸表を読む方法

17763viewsKchan_Kchan_

このエントリーをはてなブックマークに追加
「1秒!」で財務諸表を読む方法―仕事に使える会計知識が身につく本

①貸借対照表

まず見るべきは、
流動比率(=流動資産÷流動負債) 100%を超えているか?
 120%以上が望ましい
 業種で変動 EX 小売りなど(「日銭」が入る) 100%以下で○
         電力や鉄道など(設備投資額が大だが、日常の費用が少で日銭が入る)60%程度で○

貸借対照表の読み方
 誰から調達し    どう運用したかを読む
(負債・純資産) ⇒ (資産)

 ・負債 他人から借りるお金(返済義務有)
 ・純資産 株主から預かっているお金(返済義務無)

自己資本比率(=純資産÷資産)
 製造業(固定資産多) 最低20%
 商社(流動資産多)  最低15%
 業種限らず      最低10%

一番大切なのは
手元流動性=(現預金+即資金化できる資産÷月商)
理由 当面の資金繰り状況がわかる 大企業 1か月分 中小 1.5か月

調達コスト
負債 無利子負債 0
   有利子負債 金利 ⇒1~2%
純資産 株主の期待(国際金利+α) ⇒数%~10%以上 優良企業 最低5%
※純資産の方が、負債より調達コストが高い

ROA(資産利益率=営業利益÷資産)≧WACC(負債と純資産の調達コスト)

ROE(自己資本利益率=純利益÷自己資本) 負債が多いとROEは高くなる。

優先順位 ROA ROA=ROE×財務レバレッジ(=資産÷純資産)
理由 ①ROEは、自己資本比率を低くすれば、高められる。
   ②ROAは資産を扱う。資産=負債+純資産。経営者は、二つの責任を考えるべき。

②損益計算書

まずは、売上高の前年比(増or減)  売上高=企業の存在

売上高の伸び率>資産の伸び率

・資産回転率(=売上高÷資産)・・・資産運用の効率性

売上原価≠製造原価
⇒製造原価(工場)+仕入商品=在庫⇒売上原価(売れた分のみ)
                ⇒棚卸在庫(売れ残り分)
着目すべき指標
・売上原価率(=売上原価÷売上高)
・販管費率(=販売管理費÷売上高)
・インスタント・カバレッジ・レシオ(=営業利益÷支払金利) 通常3倍

③キャッシュフロー計算書

・利益≠キャッシュフロー
違い ①現金が出ていかない「費用」がある。 Ex 有価証券の評価損、減価償却費
   ②売掛金、買掛金、在庫など

営業キャッシュフロー 通常の営業活動でのキャッシュフロー⇒稼ぐ力必要 「稼ぐ」(+) 
投資キャッシュフロー 投資への支出、回収 「使う」(-)             
財務キャッシュフロー 資金の過不足の調整、株主還元 「使う」(-)
 

会社の価値=将来のCFの現在価値-有利子負債
価値向上の方法 ①将来のCFを増やす 
        ②有利子負債を減らす

④損益分岐点

設備投資型産業(Ex 鉄鋼業・電鉄・通信業など) 
固定費 大
変動費 小
損益分岐点売上高 高
損益分岐点を超えた場合の利益率 高
参入障壁 高

流通業(Ex 卸売・商社など)
固定費 小
変動費 大
損益分岐点売上高 低
損益分岐点を超えた場合の利益率 低
参入障壁 低

IT産業
固定費 小
変動費 小
損益分岐点売上高 低
損益分岐点を超えた場合の利益率 高
参入障壁 低

まずは、損益分岐点まで確保する。
施策例 航空産業 早割り
    ホテル業 当日割
    通信業  ホワイトプラン

⑤原価管理

全部原価会計
 多く作ったほうが「表面上」の利益が増える。
直接原価会計
 生産量にかかわらず利益は、一定  
メリット 操業度の変化にかかわらず、損益が正確に把握可能。
デメリット ①実務的に固定費と変動費の住み分けは難しい
       ②製造原価が正確に把握不可。
     ③財務諸表作成の為、全部原価会計で再度作りなおす必要がある。
        

日経新聞「景気指標」
見るべき指標
・現金給与総額
・法人企業統計・全企業の営業利益
・物価指数 国内企業物価指数・消費者物価指数・輸入物価指数

「売上高-利益=費用」
⇒出さなければならない「利益」という考え方

理由 ①使っている資産から見た必要利益
   ②働く人の複利向上のための必要利益
   ③借上金返済のための必要利益       
   ④株主還元のかめの必要利益

付加価値活動・・・顧客満足に直接影響する。
非付加価値活動・・・顧客満足に直接影響しない。
⇒経費削減は、まず非付加価値活動から!!

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く