メガリージョンとその経営について分析。

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メガ・リージョンの攻防 ─人材と企業の争奪戦にどう勝利するか─

【地域の3類型】

1.ものづくりなど実物経済の地域
東アジアの人材・企業獲得競争に参加すべき。

2.東京
グローバルプレイヤーであるべき。

3.ローカル地域
自立循環型の地域。徳島県上勝町など。

【北欧のメガリージョン】

・人材に焦点を当てた地域戦略、フィンランドのオウル都市地域
オウル大学がエレクトロニクス研究の拠点となり、多数のITベンチャーや、人材を求めてハイテク企業が立地した。

・国境を跨ぐデンマークとスウェーデンのエレスンド地域
生物医学分野研究が盛んで、スカンジナビア地域の6割の製薬産業が集積。

【京阪神】

・医療産業の集積や、スーパーコンピュータの立地を活かし、アジアの知の拠点をめざすべき。

【人材と企業を呼び込むための処方箋10ヶ条】

①「ニシンとなまず」「わいがや空間」でイノベーションの創出を。
→多様性と開放性が重要。そういった場をつくることが大切。

②中核都市の魅力(エンターテイメント性)を高める。
→都市の活気が重要。美術館などの活用。

③実体のある広域連携を。
→自治体のフルセット主義は不要。地域で選択集中・ネットワーク化すべき。

④大学の国際競争力を高める。
→地域の人事部。開放的、多様性があるべきもの。

⑤アジア人留学生獲得戦略を産学連携で展開。
→大学は地域の協力を得て、優秀なアジア人留学生を獲得する。さらに企業の奨学金、インターンシップ、就職支援へとつながる絵を描く。域内の大学が連携してこれに取組む。

⑥シンガポールに学ぶ企業誘致。
企業のどういう機能(管理統括、生産、研究開発)を誘致すべきか明確に。中でも研究開発の誘致が重要。企業は人材のいるところにひきつけられるから、まず人材対策。シンガポールやフィンランドが好例。物流インフラは危機的なので、優先事項。
外国人研究者などの受け入れ体制も重要。

⑦企業と人材を呼び込むマーケティングとして地域ブランドを展開(グレーターナゴヤなど)。

⑧観光、国際会議、見本市、国際イベントなどを総合的に複合戦略ビジネスとしてとらえる。

⑨国際的に通用するプロフェッショナルを育てる。

⑩地域をチーム共同体とし、経営システムを作る。

感想

企業誘致とか地域間競争とかがテーマなんだけど、結局「海外の人材から見て、その地域は住み良い地域なのか」というのが大事なのだと思った。
そうなると、普段行政が外国人向けに行っている(ルーチンのような)仕事が、実はすごく意味を持つのだなと思った。

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