子育てだけでなく、親は上司、子どもは部下として読むと会社でのコーチングやサポート、人間関係でも使えるコミュニケーション術

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子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)

ヘルプ「保護者・支配」を経て、サポート「親」へ

赤ちゃんの親はできない子を完全保護する「保護者」。
子どもがにできることが増えるにつれ、親の保護は「支配」へ代わり、
「ダメ」を連発し、指示や命令、禁止語が増えていく(生命の危険に関わることでは必要)
ヘルプは「できない」人のために、その人にかわってやってあげること。
サポートは、人を「できる」存在ととらえて、そばで見守り、
よりよくなるために必要なときには手を貸すこと
 

ヘルプは親の自己満足、子どもの人生を横取りする行為

・親の指示で動いてきた子は、指示がないとどう動いていいのか判断ができません
・欲しい物を親がすべて察して、求めなくても与えられてきた子は
 欲求を正しいやり方で伝えられません
・親に十分聞いてもらっていない子は、自分の気持ちをうまく伝えられません
・親にすべての問題を解決されてきた子は問題に立ち向かう勇気をもちません
・親が自分の理想にそってヘルプしすぎると、
 目指すのは「彼なりのいい子」ではなく、「親の望むいい子」になる
・期待されすぎて育つと、あるがままに自分を愛することを学べません
・責任を教えられなかった子は変化におびえる
 

親から子への最高の贈り物「サポート」

・自立とは、自分ではできないときに素直に人に援助を求める能力も意味する
・子どものタイプを理解して、その子に合った対応を
 (例・ゆっくりな子はひねくれ者ではない、早い子としてせかして育てない)
・ネグレスト「放任」とサポートを取り違えない
・叱っているのではなく自分の都合で怒っていないか
 理にかなっていないときは不機嫌を押しつけない
・禁止語と命令語は使わないように環境を整え、命令語を使わずにすむ習慣をつける
 

「愛すること」「責任」「人の役に立つ喜び」を教える

■愛である「自己肯定感」と恐れである「傲慢さ」を混同しない
・自分は愛されていないかもしれないという怖れが、人を優秀であることの証明に走らせる
・「あなたのために」は愛とは伝わらない
 「ありがとう・助かった・うれしかった」と肯定的な影響を与えたかを教える
・ほめる、叱る、物やお金を与える外からの働きかけではなく
 子ども自身の中からわいてくる「人の役に立つ喜び」を教える
・共感したとき、子どもは自ら動きたくなる
 

人生の被害者にしないために

・都合の悪いことを人のせいにして生きることも楽ではなく
 人生を自分次第で変えることができると考えられないため
 ストレスや無力感が多く、充実感が得られない。
 行動を起こすことに対して臆病で自分に自信がもてない

・親が過剰な保護をしない子は、悩んだり考えたりと葛藤することが上手。
 ほどほどに悩み、深刻になりすぎないやり方も学ぶ

ダメなことは言えば言うほどダメになる

・親が望む状況をはっきりと決め、その状況が来た時にプラスのメッセージで言動を強化する

感想

■参考になった話し方のポイント
#話を聴くことはサポートの基本#
・情報を入手し、存在を肯定することができ、よい関係ができる
・問題を抱えているのは本人。
 解決してほしいのではなく、本当に欲しいのはヘルプではなくサポート。
 そばにいて、痛みに耳を傾けること

・子どもたちより何かをよく知っている、
 知らない子どもに教えなければならないと思いこんでいないか

・小言をやめ、質問の答えが返るまで待ち、
 意見を求められるまで何か言いたくなっても黙ること
・感情の反射で気持ちをくみとる
 (例/オウム返しで「悲しいんだね」「辛いんだね」)
・感情や感覚をそのまま受け入れる
 (例/痛くない、泣かないと痛みや不安、驚きを否定しない)

 
#責める「あなたメッセージ」を気持ちを伝える「私メッセージ」へ#
・抗議・避難・命令・説教・皮肉の「(あなた)いい加減にして」を
 自分の気持ちを伝える「困っている/心配した/問題と感じている」と伝える

 

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