時間の使い方
どんな目的を立てたらいいかわからない、という人はまずは自分の「残り時間」の少なさをとことん感じ、危機感のなかで猛ダッシュする気分を高めるために、「未来自分史」を書いてみる。
「この期間、この瞬間に、すべてのことを学んでやるぞ」という自らの積極性。
必死になってやったことは、どんな結果になろうと、必ず自分の身につき、いつか役に立ちます。そんな逆境のなかで、ワラをもつかむ思いで必死にやったことこそが、自分を救い、支えてくれるものとなる。
ビジネス
どんなに好感触を得ても、契約書にサインするまで一時も油断しないのがビジネスの鉄則。
運を運ぶのは「人」。多くの人に会えばそれだけ運が向いてくる確率は高まる。
大手資本にとって、たとえばハンバーガーチェーン店の経営は、それこそ数多いプロジェクトのひとつに過ぎません。しかし、小さい会社にとっては社運を賭けた事業。取り組む際の気合いの入れ方が違う。
「これでいい」と思った瞬間からが下り坂。
自分だけの利益、自分だけの将来、自分だけの幸せをと考えることは、逆にどんどん自分を追いつめ息苦しくなっていくばかり。より大きな視野で、「これをすることで、何人の人が幸せになるだろう」こんな言葉をときどき唱えてみれば、それは魔法の言葉のように将来の扉を大きく開けてくれる。
他人に対しては、できていないところはひとまず流して、いいところ、できたところを見つけ、そこを少しオーバーなくらいにほめる。自分に対しては、自分が頑張っていると思ったら、「俺って案外やるじゃないか。これでまた1歩成長できるな」とほめる、そして面白がる。
起業したいという夢は持っている。その情熱は確かにあるが、細部に目が届かないのではダメ。
ビジョンは伝えること
ひとりひとりに生きがいややる気を与えるのは、上に立つ者の義務。そのためにはまず自らがどんな生き方をし、その先にはどんな未来があるのか、その具体的なビジョンを見せなくてはなりません。生きている限り挑戦し続ける。それもまた創業者の、上に立つ者の義務なのではないでしょうか。
人は誰かに好意を抱くと、その人のことを知りたくなります。どんな場所に住み、どんな学校に通い、何が好きで何が嫌いなのだろうかと。そして、知るとさらに好きな気持ちに拍車がかかる。これは恋愛や芸能人へのファン心理だけではありません。
バッググラウンドを知っていれば、そしてそれが好ましいものであれば、好きという気持ちや情熱は持続する。そこで、フェローたちにはタリーズの生い立ちや理念について学んでもらうことにしています。自分の働く会社の生い立ちや理念を知ることには多くの利点があります。
ほめよう
本当に嬉しいのは「ほめた」ほう。
人をほめること。これを自分の喜びとしてやるようになると、運の風は必ずこちら向きに吹くようになります。
「最初の質問」にはまず拍手。
タリーズ社長である松田公太さんの本。なぜ松田さんが時間にこだわるのかの理由が書かれています。自分より若かった弟の死など、本を読んでいると時間を大切にしなくてはと思い知らされます。
なんとなくで惰性に生きている自分とさよならするために読みたい本です。向上心があるかたはぜひ手にとってみてください!個人的におすすめな本です!