なぜ3人いると噂が広まるのか?ネットワークを中心性と三角形で考える方法

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なぜ3人いると噂が広まるのか (日経プレミアシリーズ)

概要

ネットワークという考え方の簡単な説明とネットワークの使った事例を学べる1冊。特に本書では中心性と三角形の2つの要素について解説されている。

ネットワーク

■ネットワークを構成する2つの要素「ノード」と「リンク」
 ・ノード:図形でいえば頂点
 ・リンク:図形でいえば線

■ネットワークの簡単な事例
 ・人間関係(人がノード、人の人のつながりがリンク)
 ・航空網(空港がノード、飛び交う定期便がリンク)

■よくある誤解 SNS=ネットワークではない
 ・SNSのサイトであればネットワークというわけではない
 ・企業ページなどは、企業が一方的に情報を流しているのでピラミッド型
 ・参加者同士で情報のやりとりしてなければネットワークではない

ネットワークの特徴

■3種の神器(どんなネットワークでもある特徴)
 ①6次の隔たり(6人を介せば誰とでもつながる)
  ⇒ただし影響力があるのは3次までで、宣伝などでは意外と使えない
 ②三角形(人でいえば三角関係の集まりで出来上がっている)
 ③スケールフリー(人のよって友人の数が違う。多い人はハブと呼ばれる)

■ネットワークを語る上で重要な2つの要素
 ①中心性
  ・ネットワークにおける個人の得点
  ・人数の多いハブ=中心ではない
 ②三角形
  ・三角形が構成されていると強いことがわかっている

ネットワークを分断する(中心性)

■院内感染を防ぐには患者よりも研究医
 ・病院で院内感染の疑いがありワクチンが足りない場合の優先順位を決める
 ・感情論では患者であるが、患者はもし罹っても同じ病室の人くらいにしか影響がない
 ・医者や看護師の中でも人数の多いもの(ハブ)に投与しがちだがこれも違う
 ・ウィルスを撒き散らすのはあちらこちらの各科を渡り歩く研修医(中心性が高い)がもっと危険

人気投票のネットワーク(中心性)

■グーグルの検索エンジンはネットワーク人気投票
 ・検索制度を上げた3つの順位付け方法
  ①他の多くのページからリンクされている
  ②重要なページからリンクされている
  ③厳選されたページ(他とはあまりリンクしていない)からリンクされている

■なぜ北朝鮮はFIFAランキングが高いのか
 ・Jリーグでは総当りが可能なので、勝数だけで順位を決められる
 ・FIFAランキングはグーグルと同じく複数の要素でランキングを決定
 ・試合数も上位になる要素で試合数が多い北朝鮮でも上位になれる

三角形の魅力

■三角形の強さ
 ・3つともいい関係ができていれば、ネットワークの力に助けてもらえる
 ・1つでも仲の悪い関係があると三角形は構成されず、不安定な力になる
 ・3人でいると友人同士の関係も強くなり友情も長続きする

■マイミクばかり多い人けどコミュに属さない人は、意外と孤独
 ・三角形は持たないが、双方向(○⇔○)をたくさん持つ人がいる
 ・この人(自営業タイプ)は、小さくても三角形を持つ人より自殺の危険性が高い
 ・コミュニティ(同じ趣味などを持つ三角の集まり)の帰属意識がなく孤独を感じやすい

■三角形は仕事にも影響を及ぼす
 ・ネットワークが多い人ほど生産性が高い
 ・難しい仕事をするときほど三角形の効果が高い

感想

他にも金融危機、環境問題、クチコミ、スポーツ選手のランキングなど様々な事例が載っています。

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