コンピューターが生活の中心になかった時代。グーグルCIOが実践する整理術とは?

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グーグル時代の情報整理術 (ハヤカワ新書juice)

昔のなごりが今に残る…

企業が9時5時にこだわるのは、上司の多くは、部下を信頼していない。誰も怠けられないよう、全員を同じ時間にオフィスに集めたいというわけだ。なぜ、信頼できない人間を雇うのだろうか?

産業革命以前、経済の大部分を占めるのは農業だった。子どもが親の種まきを手伝えるように、アメリカの農村の学校では、春休みがあるのは当然だった。さらに、生徒が収穫を手伝えるよう、夏から秋にかけても休みが設けられた。これが徐々にひとつの長い夏休みへと変わっていった。テクノロジーが進歩し、経済が農業から工業、サービス、情報産業へと移っても、この伝統は残った。

仕事とプライベートの融合

仕事とプライベートを融合する上で重要なもうひとつの戦略が、「賢く働く」方法。仕事を効率よくこなせない人、仕事をぐずぐずと先延ばしにする人、机に座ってスポーツのスコアやオンラインのニュースを確認して時間を無駄にしている人は、脳に本当の休みを与えないまま、勤務時間を引き延ばしている。真の休憩を取らなければ、脳は回復しない。つまり、机やコンピューターを離れ、脳を休める行動を行なうことが大事。そうすれば、勤務中に集中力や生産性を保ち、効率的に仕事に取り組むことができる。その結果、友人や家族と過ごす貴重な時間や、独りきりの大切な時間を増やすことができる。

整理法のコツ

現代人に必要なのは、個人差、制約、弱みを考慮に入れ、テクノロジーをできるだけ活用した、まったく新たなアプローチだ。新時代の整理術は、いわば「整理しない」自由さえ与えてくれるのだ。

情報が「無視できる情報」なのか「あとで必要になる情報」なのかを見分けるクセを付けよう。次に、「あとで必要な情報」をさらにふたつのグループに分ける。「物理的または電子的に保管してあとで参照する情報」と「脳に記憶すべき情報」だ。情報を記憶しやすいように、物語を作ったり、目的を関連付けたりして、情報に文脈を持たせよう。

書類がまったくないデスクを目指すよりも、書類を文脈、保管目的、必要な対応別に分類し、忘れないようにせよ、ということだ。どんなに散らかっているように見えても関係ない。あなた自身にとって合理的なら、それでかまわない。

新しいルールに時間とお金をつぎ込むくらいならできるだけ知っているツールを利用しよう。

感想

グーグルと名前がついているので、デジタル一辺倒なのかなと思いきや、アナログとデジタルの融合もあり、整理の歴史もありと読み物としても非常に面白い一冊。単なるハウツー本ではなく、整理哲学を考えさせられるおすすめの本です!

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