もののけ本所深川事件帖 オサキ鰻大食い合戦へのあらすじ・感想

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もののけ本所深川事件帖 オサキ鰻大食い合戦へ (宝島社文庫)

あらすじ

前回の「もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ」への続編です。今回は、本所深川で狐火騒動。ちょっと生意気な妖狐オサキと、オサキに憑かれている鵙屋の手代・周吉。いつもの凸凹コンビが、狐火騒動の事件を解決しようと動く最中、いろいろなことが重なって「鰻大喰い大会」へ参加することになり・・・。鵙屋の一人娘・お琴の恋は?狐火騒動の真実は?鰻大喰い大会で優勝し、鵙屋を助けることができるのか?いつものメンバーも総出演のドタバタな時代小説です。

感想

「時代劇の人情味溢れる話が好き」という方は、ぜひぜひ読んでいただきたいです。前回のお話よりも、さらに読みやすく、まさに人情味溢れる話になっています。

本所深川をにぎわしている狐火騒動。
ただ、普通の狐火は青白い光。
今回の狐火騒動で目撃されているのは、赤い光。
そんな中、見回りをしていく周吉とオサキが入った稲荷神社で、「おこん」という狐が現れます。

一方、父が亡き後、母と娘・お蝶で切り盛りしている鰻屋「梅川」は閉店の危機に瀕していました。京に本店がある「松鰻」が、「梅川」のメニューを真似して安価で売り始めたからです。

そんな中、鵙屋で小火騒ぎが起こります。預かりものの高級掛け軸が燃えてしまい、100両を準備しなければ、鵙屋存続が危うい事態になってしまいました。
いくら商売をしているとはいえ、100両あれば10年暮らしていけるほどの大金。鵙屋にはそんな蓄えがありません。

渡りに船と言わんばかりに「鰻大喰い大会」が開催される時期になり、なんとその賞金が100両。もちろん、周吉とお蝶も参加することになります。

自分を憎んでいる元力士の花車へ、佐平次が行った粋な計らい。相変わらず飄々としている蜘蛛ノ介。そのやりとり全てが、清々しいと思える本でした。

変に難しくなくて、変に凝っているわけでもない。
だからこそ、今の時代、こういうお話が胸に響くのだと思います。

時代劇が大好きな方は、思わず笑みが浮かぶハズ。
続編も購入済みなので、今から読むのが楽しみです。

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