プロフェッショナルになるためのディベート思考

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武器としての決断思考 (星海社新書)

エキスパートではなくプロフェッショナルを目指す。

 -産業のスピードの変化が、従来とは比較にならないほど速くなってきており、エキスパートの価値は暴落する=何がおきるか分からない、正解がない
 -変化に対応できないこと自体が最大のリスク。
 -計画の時代からカードの時代に。
  ・時々に応じて、どのカードを切るべきかを考える

プロフェッショナルとは、以下の二つの条件を満たす

 - 専門的な知識・経験に加えて横断的な知識・経験を持っている
 - それらをもとに、相手のニーズにあったものを提供できる
  = 知識だけでなく、知識・判断・行動の全てをセットでこなすこと
  = 相手の立場にたって、相手の代わりに考えてあげること

プロフェッショナル・エキスパートの例示

 <例①>
 - エキスパート: 英文会計ができる人材
 - プロフェッショナル:たとえば海外支社は頑張っているのに本社がだめで、もうこれ以上お金は出せないといったときに、支社のバランスシートなどをもとに地元の銀行に掛け合ってお金の借り入れまでできる人材

 <例②>
 - エキスパート: 虫歯を治す
 - プロフェッショナル: 予防から治療、生活習慣の改善まで提案

ディベート思考とは?

 - 正解ではなく、今の最善解を出す
  ・日本人は、絶対に正しい意見を言わなければという思いが強すぎるのでは?

 - 議論の陥るわな
  ・慣れていることを重視してしまう
  ・限られた情報や枠組みで考えてしまう
  ・サンクコスト

テーマをシャープにする

 - 答えがでるものにする
  ・原発をどうするか、ではなく、原発を10年以内になくすべきか
  ・親の介護をどうするか ではなく、親の介護は子供が担うべきか
  ・結婚はいつしたらよいか ではなく、結婚は20代のうちにすべきか

 - 問題が大きすぎて漠然とする場合は、2つか3つに小分けにする
  ・サッカーの日本代表が活躍するためにすべきことであれば、監督・選手・協会の軸で3つくらいの問題に分ける

メリット・デメリットを述べる

 -メリットは、いかに分けて述べる
  A-1 問題があること
  A-2 その問題が重大であること
  A-3 問題がその行動によって解決すること

 -デメリットは、いかに分けて述べる
  B-1 論題の行動を取ったときに新しく生じる問題があること
  B-2 その問題が重大であること
  B-3 現状ではその問題はしょうじていないこと

反論を考える

 -メリットへの反論
  A-1 問題なんてないのでは?
   ・論題の行動をとらなくても、問題は解決する
   ・そもそも現状に問題はない
  A-2 問題だとしても、たいした問題ではないのでは?
   ・質的
   ・量的
  A-3 重要だとしても、その方法では解決しないのでは?
   ・プランをとっても別の要因が生じるため、問題が解決しない
   ・プランは問題の原因を正しく解決しない

 -デメリットへの反論
  B-1 新しい問題は生じないのでは?
   ・プランだけではデメリット発生には至らない(他の条件が必要)
   ・プランの影響はデメリット発生にいたるには弱すぎる
  B-2 問題が生じたとしても、たいした問題ではないのでは?
   ・質的
   ・量的
  B-3 重要だとしても、すでにその問題は生じているのでは?
   ・プランを取っていない現状でも問題は起こっている
   ・プランを取らなくても、将来、同様の問題が起こる

反論のための材料を集める

 -ウラを取るではなく、逆を取る
 -相手の主張の推論に目をむける
  ・主張:新卒で大企業に入れば人生安泰だ
  ・推論:倒産せず、長期間働き続けることができる会社に入ることで安心が得られる
  ・根拠:大企業は中小企業より倒産する可能性は低いから
 → 推論は、相手も無根拠に言ってることが多い。この場合なら、そもそも倒産しないとしても長期間働き続けるだけが安泰なんだっけ? は推論を付いた反論。

 -自分の頭と足を使って価値のある情報をつかむ
  ・ある大手ゲーム会社の人気ゲームソフトにバグが見つかって、返品騒動がおき、株価が30%落ちた。が、コールセンターに電話すると、コールセンター10人のなかの1人で対応できているくらいのごくわずかな可能性であることが分かる。新聞などが書き立てる「ブランドの崩壊」といった見出しとコールセンターで聞いた情報には大きな乖離がある。
※ 新聞は大きくかきたてるのが仕事。でもそれを信じて株を売り買いしちゃいけない。

決断

 -最後のメリット・デメリットの判定は、量×質×確率 で行う。最後の最後は主観。何の価値観に重きを置くか、は主観に過ぎない。

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