考え方をうまく伝えるクイズ文の書き方

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非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門 (ディスカヴァー携書)

概要

考え方をうまく伝えるには、クイズ文を使うと簡単に伝わる。そんなクイズ文の書き方を伝授する1冊

日記文とクイズ文

◆大きく分けると2つの文章がある
 ①クイズ文:問題+結論+理由の3つ
 ②日記文:事実+感想(主観的な性質・推論など)の2つ

◆考え方を伝えるには?
 ・考え方が伝わる=結論(筆者の言いたい主張)が伝わること
 ・読みやすい文章でも、結論は読者にきちんと伝わらないことが多い
 ・結論が明確な「問題+結論+理由」で構成された「クイズ文」が有効

クイズ文

◆クイズ文3つの要素
①問題
 ・「○○か」で終わる文全体
 ・著者の考え方の出発点であり、読者の考え方を働かせるスイッチ
②結論
 ・1つに示される(複数ではない)
 ・読者の賛成・反対の意見を生じさせる
③理由
 ・問題から結論までに至る道筋を示す
 ・結論で残った読者の疑問を解消する

◆クイズ文の例
 ・問題:音漏れを防ぐ責任はだれが負うべきか?
 ・結論:メーカーだ
 ・理由:なぜなら、音漏れは製品そのもののの欠陥だからだ

◆反論をされてもいい
 ・「音漏れは迷惑だ」(日記文)は「音漏れは迷惑じゃない」と議論しても決着しない
 ・説得力のあるクイズ文こそ、いくつもの反論を呼び起こす
 ・ある程度の長さのあるクイズ文では、あらかじめ読者の反論を想定して書く

クイズ文を理解しよう

◆クイズ文の4パターン
 ・Yes or No型:是非の形式で結論を求める型。いちばん簡単なタイプ
 ・How型:問題が「どのように?」ような言い方する型。未解決の疑問を解消するタイプ
 ・Wh-型:いつ?どこ?何?だれ?どっち?を問題にする型。複数の回答から1つを選ぶタイプ
 ・Why型:結論と理由が一致するタイプ。学問的に追求するのに向いている

◆初心者が使うべきパターン
 ・Yes or No型は単純で最初に試すべき
 ・How型(課題解決型)も論じやすい
 ・Wh-型、Why型は上級者用

クイズ文を作る練習には「ディベート」

◆ディベートの基本
 ・問題:○○は…すべきである。是か非か?
 ・結論:是非を答える
 ・理由:なぜなら…(理由となる資料を探し、結果を比べる)
 ・想定できる反論:○○という反論が出るかもしれない
 ・反論への反論:反論は○○という理由で当たらない
 ・結論の確認:したがって、○○である

◆ディベートはクイズ文の練習に役立つ
 ・ディベートは与えられた問題の是非を問うもの
 ・Yes or No型のクイズ文と同じなので、作成の練習にちょうどいい
 ・ディベートの発言を読むだけでもクイズ文を書く練習になる
 ・ディベート形式を踏まえると、深い考えを進展させた文章ができる

クイズ文を書いてみる

◆クイズ文を構成する8つの流れ
 ①背景説明(足りない部分を補足)
 ②問題
 ③結論
 ④理由
 ⑤理由を支える証拠(資料で裏づけを)
 ⑥反論(想定される反論を述べる)
 ⑦反論に対する再反論(想定される反論を先に押さえると説得力が増す)
 ⑧結論の確認(もう一度結論を述べる)

◆いいタイトルのつけ方
 ・問題か結論を要約したものを用いる

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