過労自殺と企業の責任の書評

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過労自殺と企業の責任

著者は弁護士で過労死(過労自殺)問題の専門家。
本書は前著「過労死と企業の責任」の続編で、心疾患等による過労死(突然死)ではなく、精神的に追い詰められ、うつ病等に罹患し、自殺する場合(過労自殺)を中心に扱っている。事例がリアル&豊富。

第一章 相次ぐ悲しい死

オリックス、電通、ニコンその他、11件の過労自殺の事例を詳述。
パワハラ、偽装請負、不慣れ職場への配転、海外で孤立など典型パターンの事例を列挙。

第二章 「自殺大国」日本から脱却するために

警察庁、総務省、内閣府、厚労省、WHOなどの自殺関連統計多数をベースに過労死および過労自殺の推移(増加)を説明。有名な電通事件の最高裁判決を軸に、労災認定基準(心理的負荷による精神障害等に係る業務上外の判断指針)の見直し、メンタルヘルス、ポストベンションの充実等を提言。

第三章 過労自殺訴訟の現状と課題

電通事件、東京海上事件、ニコン事件の判例をベースに、精神疾患に関する労災認定基準の問題点や、国(厚労省)側主張の問題点、企業側(使用者)責任などについて主張。

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