2chのひろゆき、勝間和代、ホリエモンの対談まとめ

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そこまで言うか!

「ひろゆきと勝間和代が対談して勝間和代がボロボロにやっつけられた件」を聞いたホリエモンが対談に加わりたいとの思いを、版元の青志社が聞きつけて実現した鼎談を書籍化したもの

 僕もひろゆきと勝間和代の対談は、ネット上で書き起こしを見たことがある
 そこでの感想は、「正論を言っているひろゆきを勝間和代が大人げなく責め立てるもひろゆきが柳に風と受け流すものだから、さらに燃え上がる勝間和代」って感じだった
 

 元々、勝間和代のことがあまり好きではなかったし、本すら読んでいなかった自分としては「してやったり」って気持ちが強かったのだけれど、本書を読んだことで、その気持ちは一転して勝間和代のことを好きになった

問題の対談については、始めの方で触れられている

 その失敗の原因は双方の寝不足…というかスケジューリング上仕方ないのであるが朝まで生テレビのあとに十分な睡眠もとれないまま朝一で行ったことによる思考力・判断力の欠如にあるということがわかる

お粗末な話である

 読み進めていると、三人の意見は概ね一致しており、アプローチの仕方が違うだけということがわかる
 確か、対談では「2ちゃんねる上で議論をするときにトレーサビリティを確保できないことはどうなのか」というのが議論のテーマになっていたと思うんだけど、本書では「2ちゃんねるではハンドル名を変えて投稿してもIPアドレスで十分発言の責任は担保できるわけで問題ない」という結果に落ち着き、じゃあなんであんな(対談のような)結果になったかというと、寝不足で機嫌が悪かったせいだったという…なんじゃそりゃww

 実は、本書ではその話は初めの方にちらっと触れられているだけで、他は3人の自由な喋りが展開するという、以前読んだ「なんかヘンだよね」と同じ展開

 目次から話の内容を自分なりにまとめた上で挙げていくと

第一章:インターネットとの付き合い方
第二章:光の道について
第三章:お金と勝間和代の夢
第四章:日本文化と勝間和代のやめる技術
第五章:起業と就職
第六章:3人の政治観
第七章:3人が若者に期待すること

となる

 情報量が多かったので面白かったところも当然いくつかあったけど、全員に共通していたのが「多様性の許容」だ

三人とも「人は一人一人違う」ということを当たり前のように考えているということ

 それもテレビドラマで流れるような薄っぺらい意見ではなく、「皆違うでしょ?それって当たり前じゃん」みたいな感覚
 しかし、日本社会の仕組みがそうなっていないことに対して、問題だと思っている

 例えば「「正社員以外幸せじゃない」はずがない」という項

 口では皆違うとか言っている本人が結婚していない人を特別視したり正社員じゃない人を特別視したりする
 自分が正社員じゃないと不幸だと思ったりする
 本書で3人はその原因を親の教育や学校教育に求めている
 「言うことを聞かない子供は通知表の行動記録で×をつけられることを代表例として挙げ、犬タイプの人間を大量に生みだしている」としている

 しかもビジネスでは差別化が重要だ

 犬タイプは従順さが特徴だが、従順だということは他人から言われたことをこなすということだ
 だが、差別化するには他人と違うことをしなければならないので、犬タイプとして生み出された人間は社会に出てから戸惑ってしまう

 その上、建前上では同じ振りもしなくてはいけないし、そうやってうまくやっていたとしても、その会社がずっと自分を雇用してくれるとは限らない
 そりゃ、そんなダブルスタンダードを社会的にやられちゃ鬱も増えるってなもんだよ!

 また、違っていることが当然だということは、他人と比べることが無意味であるということでもある

 その考えの下では、「正社員が多い中で自分だけ正社員じゃなかったら不幸に思ってしまう」ということ自体、不自然な考えなのだ
 だから、ホリエモンやひろゆきは「コンビニのバイトでも不幸ではない」と言っている
 特にホリエモンは、「米国では一生レジ打ちをして生計を立てている人がいる」と言っており、それに対してひろゆきが「「ちゃんとした会社の正社員以外は幸せじゃない」という考え自体が間違っている」と返し、そこで勝間和代が「非正社員でもかまわないけど先が見えないことは不安だろう」と言う場面

 これは僕も同意で、職業を差別すること(特に正社員と非正社員で)は大反対だが、「雇用のパイが少なくなっていく中で、どうやって将来を担保するか」ということは問題で、本書で3人は「将来を担保するための能力開発を考えていないこと」も問題だとしており、それもこれも「与えられたことをこなす人間を育てること」を目的とした教育が問題であるとも言っている

 こういった感じで鼎談は進み、上述した章の内容について3人で盛り上がっていた

 政治や出版界などの既得権の話、既得権に気づかない若者について、なぜ皆保険に入っているのか(これは保険の種類にもよるけど大賛成だ)、などなど

 本書の3人の考えは、以前、友人と話していたこととも同じで非常に共感できた
 もちろん能力の差が大きいし、この3人ほど極端ではないけれども
 その友人と話していたことは、社会に出て実感したけれど、結婚や仕事についてもそうだし話題についてもそうだけど、「人は違う」ということが大前提ではない人が多いということ
 別にそういう人がいること自体は問題ないのだけど、そういう人が多いのは嫌だし、そういう人が上司になるのなんてもう悲惨だ

 簡単に言ってしまえば、話が合う人が少ないってことなんだけど…

 「空気を読む」とか「気遣い」とか適度なものなら良いことだと思うけれど、過度なのは問題だろう

 僕は「違う」ということはその時点でもう面白いと思うんだけどなあ
 

 なかなか共感されないこの意見

 あーでもやっぱり気に食わない意見というのはあるわけだし、自分が考えていることが少数派なだけなのかもな

 だから、そんな僕は、友人を大事にしたいと思うのでした

 ところで、話が大きく脱線したけれど、鼎談の中で面白かったことがあった

 勝間和代がホリエモンとひろゆきに尊敬の目で見られる場面

 この二人に尊敬の目で見られるって勝間和代ってどんだけなんだww

 内容は読んで確かめてみてください

 読んでいて笑えるし情報量も多い
 ビジネスマンにとっての良書だと思う
 オススメ!

そこまで言うか!

そこまで言うか!

  • 勝間和代,堀江貴文,西村博之

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