猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数の書評・感想

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猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数 (講談社ノベルス)

主人公の私(君橋君人、あだ名はクンクン)は、名探偵という存在に憧れたが、17歳の時点で自分に才能がないことを自覚した。しかし、名探偵に関わる仕事がしたくて、日本で唯一探偵助手に関する技能と実践を学べる、大東亜帝国大学の探偵助手学部に入った。
大学から徒歩二分のところにある鮟鱇荘で、同じ学部に通う月々守という男と仲良くなった。大学1年目をそれなりにやり過ごし、二年目に突入した。
二年目になると、特定の探偵が担当するゼミに所属することになる。二人は要綱を確認しつつ第三希望まで希望の探偵を指定するのだが、要綱を見ていて発見した、猫柳十一弦という珍妙な名前の探偵を、まあ第三希望になるわけもなかろうと、二人で第三希望を猫柳十一弦にすることに決めた。
二人とも、猫柳十一弦のゼミに配属になった。
猫柳は、長い髪を幽霊のように垂らした女性探偵だった。実績こそないものの、この若さで名探偵号を取得しているだけあって優秀なのだろうとは思うのだが、いかんせん普段の行動に締まりがなさすぎて気が抜けてしまう。
私と月々の二人しかゼミ生のいない猫柳ゼミだが、猫柳が鮟鱇荘に住んでいることが判明し、友人のような感じで仲良くなっていく。
月々がノリで、合宿をしたいと言ったことを猫柳はきちんと覚えていて、雪ノ下ゼミと一緒に孤島合宿に行くことになったと猫柳は告げた。
雪ノ下樹は、国内でも最高の評価を与えられている名探偵であり、常にそのゼミは人気だった。その雪ノ下ゼミと一緒に合宿に行けるというのだから二人のテンションも上がった。
合宿は、雪ノ下ゼミ生の一人が所有する孤島で行われるようだ。メンバー11人で孤島へと赴き、迎えた最初の夜。
異変は、玄関に塗りたくられた光る塗料だった。その夜、二体の死体が見つかり…。

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