日本を滅ぼす「自分バカ」。自分病の治し方

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日本を滅ぼす「自分バカ」 (PHP新書)

「自分らしい」とは何か?

■「自分らしい」以外の「○○らしい」
 ・従来の○○らしい(人間らしい、男らしいなど)はの規律に基づく行動様式があった
 ・例えば、男らしいならば「弱きを助け強きを挫く」など
 ・67億人の人間がいれば67億人の「自分らしい」があるので、イメージできるものが何もない

■「自分らしい」は単なる利害と欲求の追求
 ・「自分らしい」によるべき規範がなく、自分のなかにしか存在しない
 ・規範のない行動は、ご都合主義または欲望自然主義
 ・自分のしたいことをすれば、それがすべて「自分らしい」
 ・つまり「自分らしい」=自分のやりたいことだけ、嫌いなことはしないで生きたい

日本人の「自分」は脆い

■3つの自我
 ①本能的・理性的自我
 ②民族的自我(文化、日本人としての自我)
 ③個人的自我(自分としての自我)
 ⇒現代の自我は本能としての自我しなかない

■主我と客我、内的客我と外的客我
 ・主我:する自分、見る自分
 ・客我:される自分、見られる自分
 ・内的客我:自分で自分という人間を評価し判定する
 ・外的客我:他人が自分をこう思っているだろうという自己像

■外的客我が強い日本人
 ・旅行や歓迎会があれば、他人にどうすると訊く
 ・冠婚葬祭ではいくら包むと他人に訊く
 ・大勢に従えば大丈夫だと、他人の目を気にしすぎる
 ・自我不確実感(自我がどこにあるのか分からない)という特性を持っている

■血液型性格診断が日本で流行るのは、自我不確実感による依存心
 ・自分に関心を持って欲しい、自分の存在の確実性を確認してもらいたいという欲求の表れ
 ・「自分のこと(血液型一般に当てはまるのに)が本に書いてあるよ!」と喜びたい
 ・グーグルアースで自分の家があったと、喜ぶのは日本人くらい

温室育ちの日本人

■Howはあってもwhatもso whatもwhyもない
 ・原因も理由も訊かず、論理的推論も持たない
 ・How(モテる方法、痩せる方法、得する方法)にだけが気になる
 ・「じゃあどうどうればいいの?」と質問する子供と同じ

世界の中心で「自分」を叫ぶ

■足りないのは「自分」
 ・これが欲しい、あれが欲しいとなんでも欲しがる根本は「自分が足りていない」
 ・考え方やつきあい方に自分の原則(面倒な友人ならいらないなど)が希薄で「自分が足りない」

こんな「自分」にだれがした?

■原因はわからない、でも責任は自分
 ・「こんな自分に誰がした」という原因はわからないが、責任だけは自分
 ・どんな言い訳があろうが、そんな「自分」にしたのは「自分」
 ・「自分」に責任がないなんて脳も心も体も意志もある「自分」様に失礼
 ・「自分には責任がない」と言い張るのが「自分病」患者

自分病は治せるのか?

■自我不確実感の良い面:思いやり
 ・やさしさや礼儀正しさや外国人はいまだに評価してくれているのは、自我不確実感のおかげ
 ・外国人に道を聞かれたときに答えられるように英語を学ぶのは日本人くらい
 ・他人の関係性において「わたし」をとらえ、他人のために自分が存在している

■治す方法は「考える」
 ・自我不確実感を補強するのは思想
 ・自分が正しいのではなく、何が正しいのか自分で考えてみる
 ・人に教えてもらわず、自分で考えて自分を鍛える

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