ジェネラル・ルージュの凱旋(上)の書評・感想

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ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)

本作は、「チーム・バチスタの栄光」から続く田口&白鳥シリーズの第三弾(「螺鈿迷宮」という外伝が出ているので、第四弾か?)です。
物語は、シリーズ第二作である「ナイチンゲールの沈黙」と同時並行で進んでいきます。つまり物語の始まりは、伝説の歌姫である水落冴子が吐血して入院するところから始まる。
時を同じくして、不定愁訴外来の万年講師である田口の元に、ある一通の告発文が届いた。そこには救命救急センター部長である速水がある特定の業者と癒着をしていることを示す内容が記されていた。田口は、不定愁訴外来の担当でもあり、かつリスクマネジメント委員会の委員長でもあるので、高階医院長と相談の上、この件についての調査をエシックス・コミティという倫理委員会に回すことにした。が、貧乏くじを引くことにかけては天才的である田口のこと、結局自らで調査をするはめになる。
小児病棟と救急病棟を併せ持つ万年赤字のオレンジ新棟の内側から、救急用のヘリの導入を悲願する速水や、速水をジェネラル・ルージュと呼び畏怖するスタッフ達、あるいはドジばかり踏む姫宮が看護婦見習としてやってきたり、ロジカルモンスター白鳥が余計な口を挟んだりと、いつものことながらてんやわんやで事態が進んでいくが、どんな時でも中心に据えられてしまう最強の万年講師である田口が見事な采配を振るう…。

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