ドミノの書評・感想

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ドミノ (角川文庫)

さて、物語の説明をしようと思うけど、時系列に沿って説明するのは不可能なので、どんな人々がどんな事情を抱えているのかを紹介しようと思います。

<生命保険会社の面々>:強化月間である今月、目標にあと9千万足りないが、ギリギリで1億の契約を取ってきた。しかし、締め切りは刻々と迫っているのに、まだ書類が届かない。なんと、契約書類を持っている営業部長の乗っている電車が突然止まってしまったというのだ。どんな手段を使ってでも書類をゲットしなくては。ある女子社員の奇抜な案でなんとか乗り切れそうなのだが…
一方、労をねぎらうためのお菓子を買いに出た女子社員。いつも行列がすごくて買えないお菓子をこの時間なら買えるかも。期待して東京駅構内のデパートへ。お菓子を買ってさあ帰ろう、という時に、もみ合いになった若者とおじいさんを発見してしまったことから、彼女の運命は狂い始める…

<オーディションを受けている小学生>:大きな舞台公演のオーディションを受けている。今日も頑張らなくちゃ。手強いライバルもいるけど…さて、小学生の女の子二人組は、一体どう巻き込まれていくことやら…

<幹事長争い>:大学のミステリーサークルの幹事長の座を争った推理合戦中の男女。現幹事長から与えられる課題の総合評価で決まる。まずは映画での犯人あて。さてその次は…何故か人探しをすることになる彼ら。果たして幹事長の座は!なんて悠長に構えていられない事態に巻き込まれるんですけど。

<句会仲間>:遠路はるばる、ネット上の俳句サークルのオフ会に参加することになったご老人。お土産の入った紙袋を大事に持っている。東京駅構内の待ち合わせ場所を目指すも、どうも句会仲間と落ち合うことができないのだが…
一方、同じく俳句仲間で、同時に警察OBであるという4人。なかなか姿を見せない待ち合わせの相手を、さてじゃあ探すか、ということに。しかし、彼らが東京駅で見つけてしまった人物は、なんとなんと…

<別れを切り出す男とそれに協力するいとこ>:真面目な女を口説き、でもすぐに飽きてしまうどうしようもない男が、またも女と別れたいといとこの私に相談にきた。派手な格好をして、やっぱりこういう女の方が好きなんだ、というだけの役割。面白がってやってた時期もあるけどさ…まあ仕方なく今回も着いていくけど、あれ、なんでいつのまに、こんなことになっちゃってるわけ…?

<過激派「まだらの紐」に属する3人>:爆弾作りの名人である男は、出来上がった「試作品」を紙袋に入れてバスから降りようとしていたが、運悪く馬鹿なギャル女が倒れてのしかかってきて、男も倒れた。人のいいおじいさんが起こしてくれたはいいが、あのじいさん、俺のと紙袋間違えて持っていってやがるじゃねえか。やべぇぞ、あれは取り返さなきゃ…。幹部二人と落ち合ったあともいろいろ相談してるけど、いやはや、どうしようね…

<映画監督とペット>:プロモーションのために来日しているアメリカの映画監督とそのペット。彼は東京駅構内の、かの松本清張が「点と線」のアイデアを思いついたと言われるホテルに滞在している。部屋から逃げ出したペットを探しにきたはずなのに、通訳を兼ねている女性の奇行もあって、あれ、俺は一体どうしてこんなことしてるんだ?

さて、読めば読むほど意味不明なことと思います。共通項は、偶然東京駅付近にいた、ということぐらいでしょう。

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