繁栄まとめ!物々交換から自由交易の歴史

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繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史(上)

第1章  より良い今日

過去と現在の比較。生活水準が急激に改善されている事について(フリン効果)。人間は「対抗的競争」の本能により、相対的にしか自分の状況を把握出来ないから満足出来ない。現在の社会が未来からの借金によって成立しているというのならイノベーションを加速させる必要がある。証拠に基づく合理的な楽観を望む。

第2章  集団的頭脳

物々交換(任意の品物を違う品物と交換する行為)は人間独自の行為。他の動物は、同じ行為を交換する。この特性によって、分業が発生する(リカードの法則)。人間社会は専門化による相互依存によって成立している。狩猟採集等のシンプルなライフスタイルも、大勢の人間が技能を交換しなくては成立不可能。(タスマニア島の例等)

第3章  徳の形成

「最後通牒ゲーム」:心理学の実験。自分のパートナーに利益を
          どの程度、配分するか調査する。
          被験者の文化によって、結果は違う。

他の動物でも、集団的で協力的な種ほど、集団同士の争いは激しい。人間が集団同士で互いに協力可能な事は珍しい事。

脳内で分泌されるオキシトシンに関する記述。(P138~)
恐怖を表現する偏桃体の活動を抑制するのだとか。著者は、この効果には懐疑的であるように思える。

著者は、技術と同じく、習慣や規則も進化上の産物でボトムアップ的に生み出される事なのだとしている。テクノロジーの革新と同じく、制度・慣習の革新も必要。

第4章  90億人を養う

遺伝子組換の農産物や緑の革命によって、農産物が大量に供給出来るようになった事について。

第5章  都市の勝利

歴史の教訓:自由交易は富を生むが保護主義は貧困を生む。交易は人々を都市に引き寄せ生活を豊かにする。

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