バナールな現象の書評・感想

1675views黒夜行黒夜行

このエントリーをはてなブックマークに追加
バナールな現象 (集英社文庫)

木苺勇一は、大学の臨時講師であり、かつ予備校講師でもある。結婚しており、妻が妊娠した。ちょうど湾岸戦争が始まった頃だ。
木苺は妻との関係がある時を境にうまくいかなくなってしまった。
妊娠を契機に、よき夫だろうとしていた木苺だったが、どうやら底の浅さを見透かされていたらしい。ある時妻が、子どもはジャズ奏者にするからと胎教を始めた。これはつまり、ちょっとおかしな状況になっていた妊娠に関わる夫婦のあり方を、その空気を変えようという提案だったわけである。しかしそこからどう転がったものか、木苺はやがて妻を撲ることになってしまった。それを境に、妻との関係がギクシャクしている。
そしてある日家に帰ると、妻の姿が見えなくなっていた…。

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く