オイアウエ漂流記の書評・感想

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オイアウエ漂流記 (新潮文庫)

パラダイス土地開発株式会社に勤める塚本賢司はトンガ王国ファアモツ空港発、ラウラ諸島共和国行きの小型旅客機に乗っていた。今にも落ちそうな機体が、悪天候の中鈍重に飛んでいる。トンガにゴルフ場建設をもくろんでいる会社が、有力なスポンサー候補の会社副社長(グループ会社会長の長男でただのバカ)を連れた、下見と称した接待旅行中なのだ。本当はトンガ建設予定地を見に行くはずだったのだが、御曹司の気まぐれによってラウラに行くことになってしまった。
他にも機内には、賢司の上司三人(部長はパワハラ、課長は温厚、主任はツンツン)、新婚らしいカップル(ただし仲が微妙に悪そう)、おじいちゃんと子供、外国人一人といった面々が乗っている。
飛行機にトラブルが発生し、予想通りというか、完璧に墜落。漂流した末に、何とか付近の島にたどり着いた。
しかし、そこはどう考えても小ぶりな無人島。何日経っても、船影も飛行機の姿も全く見えない。次第に皆状況を受け入れてきた。ここに長く居続けることになるのかもしれない。
食料も水もほとんどなく、荷物の大半は飛行機と共に沈んでしまったために使える道具は限られている。そんな中、知恵を絞り、勇気を奮い、彼らは生きていくために奮闘を続けることになるのだが…。

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