フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる (生活人新書)(日本放送出版協会)のまとめ

著者:築山 節

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フリーズする脳

1章

・脳とい言うのは基本的に怠け者で楽したがるように出来ている
・最初は忙しいからやらないつもりでも、いつの間にか苦手になり、苦手になるとますますやらなくなり、やらなくなると出来なくなるという、その悪循環の先にあるのがボケ症状
・前頭葉の昨日が低下している→反射的・パターン的になる 上の空でも行動できるが、高次脳機能と呼ばれるような能力をほとんど使っていない
・自分の頭の働かなささには驚いた例:会話の中に「あれ」「それ」などの指示語が多くなる、慣れない相手に言いたいことを上手く伝えられなくなる、同じ相手に同じ話や冗談を繰り返し言うことが多くなる、みんなが笑っているタイミングに笑えなくなる、予定をたてるのが苦手になり、時間を上手く使えなくなる、物をなくすようになる。紛失物を上手く探せなくなる、全体を考えるのが苦手になり、細部に固執しがちになる、融通が効かなくなる、流行や時事的なことに疎くなる

2章

・感情系に対して思考系が弱くなりすぎているためにこういったパニックが起こりやすくなっているケースがある
・記憶を引き出す方法1、繰り返し思い出すこと2、ファイル化すること3記憶を引き出すときの手がかりを増やすこと
・世の中の出来事は全て多面的な見方が出生きるはず→そういうコトを柔軟にできるのが、前頭葉の選択・判断・系列化の機能が高く保たれている状態
・意識して自分から変わろうとしない限り、変化に対応する訓練の機会はどんどんなくなってしまう
・ボケに陥っていくときの原因として大きいのは、第一に環境で年齢は二次的な要素に過ぎない
・結局のところ、脳の若さというのは、思考系を使って解決しなければいけない問題や、興味があること、新鮮に感じることをいくつ持っているかということ。それをたくさん持っている人の脳は何歳になっても若いし、それを失ってしまっている人の脳は若くてもおいている

3章

・ボケ症状に陥っている患者さんたちでも特に重い人たちはは目をあまり動かさない傾向がある
・合計で10時間もPCに集中していたなら、最低2時間半は目をよく動かし、周囲の情報をバランスよくとらえようとする活動をしておく必要がある
・なるべく屋外に出てダイナミックに目を動かす
・面と向かってする会話→脳の広い範囲が活動
・「休みの日に友だちと出かけることが億劫になり、ぼんやりと過ごすことが多くなった」というのも過労のせいだけではなく、仕事以外の脳の使い方ができなくなりつつあるからという捉え方もできる
・脳のいろいろな機能を働かせたり休ませたりすることが必要
・環境に対する付き合い方を変えれば、毎日の生活はずっと楽になる。cf.時間の使い方を変える
・音読 ただなんとのなく読むのではなく、内容を理解し、人に聴かせるつもりで読む。

4章

・インターネットと物忘れの関係、ひとつにはインターネットを使うようになってから、体内時計を見だしている人が増えたことが関係→いつでもどこでも人とつながれることが影響
・ネット依存ー感情系の快をもとめている。最初は思考系の活動として始めても、感情系が優位になってやめられなくなる。
・『部屋の片付け』は高次機能の訓練になるー雑多な仕事を見つけては、作業の手順を考え、メモに書き留めてから実行する
・やる気というのは脳の領域で言えば、大脳辺縁系の問題で、ここに障害が起こると高次機能が全体的に低下する。意志、計画的に行動する力が落ちて、何をするも反射的、受身的になる。また、思考系に対して感情系が優位になりやすいので依存症も起こりやすくなる。
・目標を持って人生を少しづつ変えていく。そのなかで直面する問題に対して、自分の脳を使って一つづつ解決していく。やる気を失い、反射的・受身的な生活をおくっている人には、それが根本的に必要なこと

5章

・イメージしながら読むのと、ただ無意味に言葉面だけを追って読むのではあとで思い出せる単語の数が違ってくる
・人の話を聞いているときにぼんやりしてしまうという現象を引き起こす要因の一つとして、言語体系が違いすぎるということがある。意味のわからない言葉がありすぎるとそれを理解するのは困難になる。→言葉の知識 しったかぶりは自分の為にならない

6章

・ハードウェアとしての脳
・脳は体の変化には敏感なのに、脳自身の変化には不思議なほどに鈍感

7章

・アイデアというのは要するに情報の組み合わせ、前頭葉の選択・判断・系列化の機能が必要だがそれ以前に、自分がどんな情報と接しているかということも重要になる
・生活がきれいすぎ(仕事以外しない)ては、アイデアを出すのは難しくなる
・例えば、いろんな分野の本を読んだり、違う業種の人と話したり、数学を勉強したり、そういったところで得た情報を組み合わせる。
・アイデアを出すときに重要なのは、ゴミをいかに多く拾ってくるかということ。誰もが注目するような情報ではなく、一見無価値に思える情報を沢山拾っておいて、アイデアを求められたときにパッと組み合わせる
・自己満足しかない環境にいたら、どうしても脳は働きにくくなる
・脳の回転数
・環境が脳にいつの間にか様々な訓練をさせているし、発送の材料も蓄積させている。さらには基本回転数も環境が決めている。その環境を離れたら、持って生まれたもののように思っているクリエイティブな能力なども発揮できなくなるかもしれない
・夜になると神経伝達物質のバランスが変わり、感情系が優位になりやすく、行動にブレーキがかかりにくくなる。一時的にはそれでうまくいくこともあるかもしれないが、夜に書いたラブレターを朝見てビックリすることがあるように、深夜の自分というのは自分でないところがある。ジキル博士に解決できない問題をハイド氏に任せるようなもの
・前頭葉の選択・判断・系列化の機能が低下すると、長い話を組み立てるのが苦手になり、全体が見えなくなる。その代わりに、偏執的に細部にこだわるようになる。
・世の中には脳の回転数が上がりやすく、仕事はよく出来るものの、責任を負わせて考えこませると、どんどん細かいところへ入ってしまう人もいます。そういう人に必要なのは、誰かが「もういいよ」といってくれること

8章

・前頭葉の力が高ければ、感情が高ぶってもそれを行動に影響せずにいられる
・一つ一つの不安の発症源は意外と小さな問題→状況を正しく認識してそれに対する対処をする
・私たちはいつの間にか何かをしなくなり、脳機能を低下させていることがある。また、その日の体調ややる気にも左右されるので、常に100%求めてしまうと、そこにどうしても自分の力で解決できない何%かが残る。それが感情系の刺激になって余計にフリーズしやすくなる。そういう部分を小さくしていくことも大事。
・強いポジティブな感情に動かされている時も逆にそれを疑ってみる必要がある。やる気のおこる環境を探る。
・ポジティブもネガティブも感情による動きは冷静にその発生源を分析してみる。
・感情系に動かされやすい人の特徴として、発想が極端から極端に走りやすい
・思考系の強い人は中間を考える「ここのところはおもしろいが、ここのところはおもしろくない
・いきなり勝ちか負けかで判断し、一発逆転しかないと考える。これはあきらかに感情系の動き
・一日中「好きな音楽を聴いたり、本を読んだり」して過ごすという、感情系の奴隷のような人
・とにかく自分を回転させる環境を持つこと。そういう違う活動の中で受ける刺激を完全になくしてしまうと、勉強に向かうやる気を維持し続けるのが難しくなる
・自己満足的な環境を作り、裸の王様になってはいないか。いつの間にか何かをしなくなったり、低下させている脳機能はないか。フリーズという現象に注目しておくと、そのことに気づきやすくなる
・要は大まかな方向性として問題を捉えることが大切でそれを日常的にしていくと、毎日の生活がずっと楽になる

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Hashi26r

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