SFチックながらわかりやすいストーリー展開!ボトルネックの書評・感想

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ボトルネック (新潮文庫)

家に帰ると、生まれる前に亡くなったはずの姉を名乗る人物、そしてぼくが存在しない世界・・・。

二人で始まった、元の世界への手がかり巡りと「まちがい探し」。

次第に彼は、「真のまちがい」に気づいてく・・・。

SFチックながらわかりやすいストーリー展開と軽快で親しみやすい文章でサクサク読み進められる。

話自体もいくつか仕掛けが用意されており、面白い。

しかし終盤、軽快なミステリー調の物語は、厭世的な文学者の如く重く辛辣な運命を主人公に突きつける。

こんなにも残酷で、しかも救いようのない結末の物語を、オレは知らない。

全てを受け入れ、「何でもない」存在であり己を隠して生きてきた者ですら受け入れがたい世界。

しかし、この残酷な描写こそが、著者の表現。

それは、押し殺すことのできない著者の内なる心の悲鳴か、はたまた痛切なメッセージか。

耳(目?)が痛ーーーい。。

もちっとあがいて生きてもいいかな。。

しかし、芦原温泉駅のあの子供は何者だったのかなー。。

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