リトル・アリョーヒンの物語。猫を抱いて象と泳ぐの書評・感想

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猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)

主人公は、後にリトル・アリョーヒンと呼ばれるようになった一人の少年です。アリョーヒンというのは有名なチェスプレーヤーで(まあ僕は知りませんでしたが)、『盤上の詩人』という異名を誇っていたそうです。主人公の少年は、『盤下の詩人』と呼ばれるほどの実力があり、体の小ささも相まってそう呼ばれるようになりました。
少年は、唇から毛が生えていることを除けば、ごくごく普通の少年でした。両親を早くに亡くし、祖父母に育てられた少年は、慎ましくまた孤独を愛する少年に育ちました。
とあるきっかけから少年は、役目を終えたバスに住むおじさんと出会うことになります。そのおじさんこそが少年にチェスを教えた師匠であり、少年は彼のことを生涯マスターと呼ぶことになります。
チェスを指す際、チェス盤の下に潜り込まないと集中できないという特異な性質のために、少年は普通の場所ではチェスを指すことが出来ませんでした。しかしそれで少年が落ち込んだかと言えばそんなことはありません。少年は、様々な境遇を経て奇妙なチェス指しになることを求められ、次第にリトル・アリョーヒンと呼ばれるようになっていくが…。

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