クリスマスのフロストの書評・感想

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クリスマスのフロスト (創元推理文庫)

本書は、下品きわまる名物警部・フロストを主人公とした、シリーズ第一作です。
ロンドンから70マイル離れた田舎町デントン。そこに、一人の名物警部がいる。ジャック・フロストだ。
フロスト警部は、地味な捜査と事務仕事が大の苦手で、書類仕事を嫌がって、せっかく立てた手柄を人に譲ってしまうほど。始終下品だったり無礼だったりする言葉を口から吐き出し続け、上司の命令は無視し、やりたい放題やっているのだけど、刑事としての勘はなかなかのもの。しかし、やはりデントン警察のお荷物であるフロストが警部としていられるのも、ひょんなことからもらったとある勲章のお陰だったりもする。それで、強烈な上昇志向を持つデントン警察の所長であるマレットは、フロストを追い出せないでいるのだ。
デントン警察に、警察長の甥であるクライヴ・バーナードが着任したその日から、デントン警察は大わらわだった。娼婦であるジョーン・アップヒルの娘・トレイシーが、日曜学校からの帰り姿を消したのだ。デントン警察は、ボランティアも募り、街中を探し回るが見つかる気配はない。
夜中銀行の玄関口を金槌でこじ開けようとする不審者が現れたり、謎の霊媒師の予言を聞きに行かなくちゃならなかったり、30年以上前のある事件が絡んできたりと、一人の少女の失踪事件は、フロスト警部があっちこっち引っ掻き回すお陰で色んなものを引っ張り込んでしまい…。

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