長原支店。シャイロックの子供たちの書評・感想

1767views黒夜行黒夜行

このエントリーをはてなブックマークに追加
シャイロックの子供たち (文春文庫)

本書は、パッと見短編小説なんですが、読んでいくとただの短編小説ではなく長編として読むべき作品だなという感じになってきます。なので内容紹介が非常に難しいんですが、主な登場人物がどのように関わっていくのか、というような形でストーリーの紹介をしたいと思います。
舞台は、中小企業や町工場がひしめく地域にある、日本最大手の銀行東京第一銀行の長原支店。ここで働く人々の視点を経て、最終的に一つの犯罪へと収斂していくことになります。
副支店長の古川はとにかく上昇志向が強い。支店長になりたいと常に思っている。そのため、支店の成績については人一倍うるさい。結果の出せない社員を日々どなり散らしている。
ある日古川は、融資にやる気のない小山徹をはずみで殴ってしまった。警察沙汰にすると言ってくる先方にどう対処したものかと考えるが…。
業務課の友野は、ささいなことから出世レースから外れてしまうことになった。国際畑を希望し続けているが、しかしまだ叶わない。
そんな折、融資がまとまりかけていた案件がフイになるかもしれない状況に陥った。なんとか融資を取りまとめようとするが…。

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く