七つの死者の囁きの書評・感想

2053views黒夜行黒夜行

このエントリーをはてなブックマークに追加
七つの死者の囁き (新潮文庫)

有栖川有栖「幻の娘」
死んだ人間を見ることの出来る刑事は今ある殺人事件に関わっている。容疑者を取り調べて、アリバイを証言してくれるという目撃者の似顔絵を描いたのだけど、近所の人曰くその似顔絵の人は既に死んでいるということだった。刑事は気づいた。容疑者は本当のことを言っている。彼は幽霊を見たのだ。自分も同じだから分かる。しかしそれをどうやって証明すればいい?

道尾秀介「流れ星のつくり方」
旅行に来て、一人涼みに外へ出た凛は、一人の少年に出会う。ラジオを聴いていたという少年は、凛に流れ星のつくり方を教える。しばらく会話をすると、友人の両親がなくなった話をし始めるのだが、どうもその少年の話が奇妙で…。

石田衣良「話し石」
録音機器などまだなかった太古の昔から、人間の声を閉じ込めることの出来る話し石という存在は知られていた。話し石を1001個集めるとなんでも願いが叶うと聞いたS氏は、かつて自殺した親友Rの霊を呼び出すのだが…。

鈴木光司「熱帯夜」
それは、本当に些細な行き違いから起きた。
携帯電話などなかった時代、映画館で受けた一本の電話がすべてを狂わせた。そこに自分がいるなど誰も知らないはずなのに掛かってきた、そしてすぐに切られた電話。誰が何のために私なんかに電話をしてきたの…。

吉来駿作「嘘をついた」
君も死んだら僕も死ぬ。
そう誓った相手が首を吊って死んだ。
友人のチリと一緒に、死んだ裕子の写真を取ろうと、首吊り現場である林の中でカメラを構えている。約束を破った僕のことを起怒って裕子が出てくるから、と…。

小路幸也「最後から二番目の恋」
あなたの思いでを私にくれる代わりに、あなたに人生をやり直すチャンスをあげましょう。
同い年の母親が死んでしまう。昔からずっと仲良しだったのに、いなくなってしまう。小学生の頃に出会ってからずっと、ずっと一緒だった…。

恒川光太郎「夕闇地蔵」
地蔵助と呼ばれた少年。地蔵介には世界はよく見えていない。冬次郎という友人。冬次郎の妹が死んで、冬次郎はおかしくなってしまった。
村のはずれには、冥穴堂という黄泉に通ずる穴がある

七つの死者の囁き (新潮文庫)

七つの死者の囁き (新潮文庫)

  • 有栖川有栖,石田衣良,鈴木光司,小路幸也,吉来駿作,道尾秀介,恒川光太郎

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く