化け物ザリガニ!海の底の書評・感想

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海の底 (角川文庫)

横浜に、突如闖入者が現れた。それは、海の底からやってきて、そして陸の上で大暴れを始めた。
巨大化したザリガニのような生き物だ。人間の体長を超えるような化け物ザリガニたちが襲来し、人を襲っている。
化け物ザリガニ襲来のその時、潜水艦隊員である夏木と冬原は、所属艦である「きりしお」艦内にいた。脱出を試みるが、逃げ遅れた子供達の救出に手間取り、結果子供達と共に「きりしお」内に立て篭もることになった。さすがに、潜水艦の厚い外壁は破られるわけもなく安心だが、しかし潜水艦の周囲を完全に化け物ザリガニに取り囲まれてしまい、身動きが取れない。彼等は救出されるまでの日々を、様々に個性があり問題もある子供たちと共に過ごす羽目になった。
一方地上では、警察の警備班が化け物ザリガニを食い止めるべく奮闘するも、圧倒的な武器不足のため防衛ラインを死守することで精一杯だ。内閣では自衛隊の投入が議論されるも即断されることはなく、警察内における負傷者は増していくばかりだ。米軍が爆撃を検討しているという情報も入り予断を許さない状況であるが、しかし日本という国も諸刃の剣である自衛隊出動はなかなか決断されない。
陸で奮闘する人々と潜水艦内で奮闘する人々を素晴らしく描ききった作品です。

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