チグリスとユーフラテス(上)の書評・感想

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チグリスとユーフラテス(上) (集英社文庫)

本作は、なかなか説明するのが難しい作品ですが、まあ頑張ってみましょう。
まず、惑星ナインというものについて書きましょう。
未来のある時、地球人はどこか遠くの惑星に移民をしようと考え、それを実行します。移民計画はワンからイレブンまであり、それぞれの名前の惑星があることになります。惑星ナインは、地球の日本人が計画したもので、惑星ナインのベースは日本ということになります。
その移民計画を実行し成功に導いたとして神のような扱いを受けるキャプテン・リュウイチとレイディ・アカリ。この二人を祖として(しかし実際この二人には子どもは出来なかったのだけど)、惑星ナインというのは発展していきます。
その発展を支えたのが、人工子宮で、とにかく人工を増やさなければならなかった時期、この人工子宮を使って子どもをどんどん増やして行き、国家としての基盤を作ったわけです。
しかし惑星ナインはやがて出産の問題に直面することになります。どういう原因でかは分からないのだけど、出生率が大幅に低下し、生殖能力のある者が特権階級となるような、そんな社会になっていきます。そしてその社会では、静かに囁かれる噂がありました。それは、いずれ<最後の子供>が生まれるに違いない、と…。

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