桐島、部活やめるってよの書評・感想

6366views黒夜行黒夜行

このエントリーをはてなブックマークに追加
桐島、部活やめるってよ

本書は、すばる文学新人賞を受賞したデビュー作です。現在20歳。大学在学中のデビュー新人です。
舞台はとある高校。5人の高校生の群像劇が描かれる。
冒頭で、バレー部の頼れるキャプテンである桐島が部活を辞めた、という話が出てくる。桐島自体は作中にはほとんど出てこないし、桐島が何故部活を辞めたのかということも詳しくは触れられることはない。ただ、桐島が部活を辞めたことによって影響を受けた、バレー部・ブラスバンド部・女子ソフトボール部・映画部・野球部の五人の生活が描かれていく。
バレー部の小泉風助は、桐島と同じリベロというポジション。だから桐島がいなくなって、やっと試合に出られるようになった。本書の中で、桐島が部活を辞めたことで一番大きな影響を受けた登場人物だろう。しかし、試合中桐島を後ろから見ていた時は、自分の頭の中では完璧にボールを処理出来ていたのに、いざ試合に出るとなかなかうまくいかない。
ブラスバンド部の沢島亜矢には、気になる男子がいた。その男子は、いつもブラスバンド部が練習する教室から見えるところでバスケをして遊んでいたのだけど、最近みなくなってしまった。どうもそのバスケ集団は、部活を終える桐島を待っていたようで、桐島が部活を辞めたせいでなくなってしまったのだ。
ソフトボール部の宮部実果は、部活仲間でバレー部の男子と付き合っている絵理香とよく帰っていたのだけど、普段はバレー部の練習が終わるまで待っていた。でも絵理香が彼氏と喧嘩したとかでその習慣が変わったりする。
映画部の前田涼也と桐島の関係は書かないでおこうかな。
野球部の菊池宏樹と桐島の関係もちょっとなんとも書きにくいから省略。
まあそんな五人が、まさに高校生だなぁという感性や生き方の中で、いろいろ悩んだり苛立ったりどうしていいか分からなかったりするような話です。

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く