D列車でいこうの書評・感想

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D列車でいこう (徳間文庫)

物語は、広島県の山花鉄道という赤字鉄道で起こった事故がきっかけになる。
バイクのツーリングでたまたま来ていた銀行員の河原崎慎平と、元役所勤めで、退職して「撮り鉄」となった田中博は、その日車両点検のために久しぶりに運行される幻の電車が走る線路沿いにいた。そしてその電車が、山花鉄道の時刻表を熟知しており、電車の来ない時間は線路を歩いていた女性を轢いてしまったのだ。配線が決定している山花鉄道は、最後のイベントとしてその幻の電車を復活させることにしたのだが、それが仇となってしまった。
それで親交の出来た二人。二人共、何故か東京から遠く離れた山花鉄道に惹かれてしまい、たった3000万円の赤字で廃線になってしまう山花鉄道をどうにか存続出来ないものだろうか、と考えてしまう。
慎平のいる支店には、夜学でMBAを取得した部下・深田由希がいた。どう考えても銀行にいるのはもったいない逸材で、彼女は出世コースを外れた支店長である慎平が何かやろうとしていることに気づき、自ら山花鉄道について調べたりもしていた。
資金は田中が出した。彼らはドリーム・トレインという会社を設立し、勝手に山花鉄道という赤字鉄道を再建する計画を立てることにした。
しかし、散々準備して山花鉄道にアポイントを取るも、第三セクターである山花鉄道の社長である町長が会ってくれなかった…。しかし、駅長の計らいで町内に住居を確保した彼らは、「いかにして山花鉄道の利用者を増やすか」というアイデアを次々に実行していくことになる…。

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