地域を変えるデザイン!コミュニティデザインのヒント集

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地域を変えるデザイン――コミュニティが元気になる30のアイデア

はじめに

コミュニティデザインについて小粒ながら様々な事例の載ったおもしろい本です。気になる事例があったら検索してみてください。

ポイント

"育児休暇取得率は
男2% 女86%
出典:厚生労働省「平成21年度雇用均等基本調査」
(中略)
日本の男性の育児や家事にかける時間は欧米諸国の男性の3分の1程度にとどまります。"

・リサイクルプロダクト
"大漁だべさバッグ
古い大漁旗を有効活用しようと日常使いのバッグにリサイクルしたのが大間にあるあおぞら組の「大漁だべさバッグ」です。バッグについてるQRコードで、持ち主の漁師の海への思いやエピソードを見ることができます。
トレジャーチェア
日本では車の買い替えサイクルが早く、まだ使えるのにスクラップされる車が多数あります。部品の多くは再利用されますが、シートはほとんど破棄されてしまいます。
(中略)
会宝産業で箱の優れたシートを活かして、オフィスなどの椅子へと生まれ変わらせています。
HATARAKU・TOTE・はたらくトート
車を運転していて目にする工事・通行止め案内や交通マナーを啓発するための横断幕。それらは掲示期間を終えたら廃棄処分されるものでした。この幕が、首都高速道路株式会社の手で「旗から生まれた楽しくて働き者のトートバッグ・HATARAKU TOTE」にリサイクルされています。"

・放課後NPO
"「子育てにお金がかかる」日本では、がんばって働くお母さんがどんどん増えてきました。
(中略)
働くお母さんを支えるのに、最も重要なのは、両親が働いている朝〜夕方に子どもを預かるインフラです。幼児期は保育園、学童期は学童保育です。「小1の壁」と呼ばれる現象があります。保育園ではしっかり預けられ、働けていたお母さんが、子どもが小学生になった途端に、預け場所がなくなり、仕事をあきらめる現象です。低学年の小学生が昔のように子どもだけで外で遊ぶには不安がつきまとう社会になり、街から公園から子どもたちの姿が消えました。
(中略)
仕事をしたいお母さんが、子どもが不安で働けない、働くために塾や習いごとを居場所にするとお金がかかる、これではますます少子化が加速してしまいます。
(中略)
放課後NPOアフタースクールは「市民の教育参画を目指す」活動です。放課後の学校を舞台に、市民が子どもたちに「放課後プログラム」を提供します。放課後NPOが市民と子どもたちの懸け橋となるべくコーディネートを行います。
(中略)
子どもは学校という安全な居場所で、豊かな体験をすることができます。育児や教育を社会全体でお手伝いするための突破口が放課後であり、放課後NPOはその媒介役なのです。"

・八戸のうわさ
"主役は商店街の人々です。店ではなく「人」に興味をもってもらうためにアーティストの山本耕一郎さんの「まちのうわさ」プロジェクトを利用しようと考えたのです。山本さんが、八戸の中心街にある100カ所の店舗や事業所を一軒一軒取材しました。まちの人たちの小さな自慢や趣味や悩み、うれしかったことなどを聞き出します。それをフキダシ型のシールに印刷して、店舗や事務所に貼り出したのです。フキダシの数は約700。1カ月間にわたり、黄色でポップなフキダシが町を彩りました。
 貼り出される「うわさ」は「地下の弁当で3kgやせたらしいよ!」「2人でクレープ食べると恋が実るらしいよ!」「秋田美人が2人いるらしい」など、個人的な話から気になるうわさまでさまざまです。だからこそその店や会社の人の人柄が見え、新しい発見があるのです。うわさのフキダシが、これまで話したことのない人同士が話すきっかけを作り出しました。"

・スガモフラット
"ここは、0歳から50代、一人暮らしの若者から家族連れまで、大人15人と子ども5人がともに住まう「コレクティブハウス」です。コレクティブハウスとは、独立した住戸の他に多彩な共用空間をそなえ、居住者が生活の一部を共用・分担して暮らす住まいのことです。個人のプライバシーは尊重されつつ、「みんなが顔見知り」という大きな安心と家事育児などの助け合いが得られる暮らしです。北欧では、個々の生活で生えられない体験や人間関係を得ることができるという意味で、コレクティブハウスは「可能性の家」とも呼ばれています。
(中略)
「地域の活性化」のための主体的な活動を行っている活動グループは、一人一品食材を持ちよってみんなで料理する「みんなの食卓・スガモの実家」や、地域の子育てママをサポートする「子育て中にリフレッシュ」など、地域住民を招き入れるイベントを毎月開催し、近隣住民との交流も進めています。"

感想

字数の関係で省きましたが、探られる島・家島や半泊景観保全プロジェクト、日本愛妻家協会、ワンデイシェフなどもおもしろい事例でした。八戸のうわさはグラフィックがきれいなので、検索して画像を見てください。

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